地方上級の教養試験で、数的処理は何問出るのか気になりますよね?
結論から言うと、数的処理はナンバー34番から50番までの17問です。
出題は4分野に分かれます。
- 判断推理:条件から論理的に結論を導く問題
- 数的推理:方程式や図形を使う計算問題
- 図形空間把握:図形の変形や位置関係を読み解く問題
- 資料解釈:グラフや表から数値を読み取る問題
この記事では、コム大講師の松尾敦樹の実地知見をもとに解説します。
最後まで読むことで、分野別の出題数、頻出テーマ、難易度感まで一気に押さえられますよ!
松尾講師地方上級の数的処理は何問出る?
34〜50番の17問という枠組み
地方上級の教養試験は、全体で50問前後で構成されています。
このうち数的処理は、ナンバー34番から50番までの17問。
松尾講師も「ナンバー34から50までが数的処理の問題になっている」と説明しています。
教養試験の3分の1近くを数的処理が占める計算です。
配点の大きさを考えると、後回しにできない科目だと分かりますね。
分野別の内訳(判断推理・図形・数的推理・資料解釈)
17問の内訳は、判断推理が5問前後です。
数的推理は5〜6問で、判断推理や資料解釈と比べても出題数の多い分野になります。
資料解釈は、講師が確認した範囲では1問のみ。
残る図形空間把握は、17問から他の3分野を差し引いた5問前後が目安になります。
松尾講師は「他の試験と比べて数的推理の量が非常に多い」と述べています。
資料解釈の出題数を抑えめに見て、数的推理を優先する配分が合理的だと言えるでしょう。
なお年度や自治体によって、この内訳には若干の幅があります。
松尾講師も「都市によって4問みたいな感じで若干の幅がある」と補足しています。



型によって出題数は変わるのか
地方上級には、全国型・関東型など複数の型が存在します。
型によって出題科目や出題数の傾向が変わるのではないかと気になる人もいるでしょう。
ただし、型ごとの数的処理の出題数を比較した公式な統計は公開されていません。
そのため、型ごとの違いを前提に学習配分を大きく変える必要はないでしょう。
POINT
まずは17問という全体の枠組みを基準に、分野別の対策を進めるのが現実的です。
併願先の型が決まったら、志望先の過去問で出題形式の違いを確認しておくと安心です。



分野ごとの頻出テーマ
出題数の内訳が分かったところで、次は分野ごとの頻出テーマを見ていきましょう。
松尾講師が受験生から聞き続けてきた実地知見をもとに、押さえるべきポイントを紹介します。
判断推理は対応関係と命題に注意
判断推理でまず押さえたいのが、最初の設問の傾向です。
松尾講師のコメント
「最近の傾向で言ったら、ナンバー34の一発目の問題は命題ばかり」
命題(=正しいか誤りかを判定させる文章題)と、位置関係・順序関係を優先して対策すると効率がよいでしょう。
もう一つ注意したいのが「対応関係」です。
松尾講師によると、地方上級の対応関係は他の自治体や国家専門職と比べて難しめに出る傾向があるとのことです。
松尾講師のコメント
「国家専門職の対応関係の方が簡単なのではと感じることもある」
これはあくまで松尾講師の経験則であり、公式に難易度が数値化されているわけではありません。
問題文が長く、条件整理の表が2つ以上必要になりそうな対応関係も出てきます。
そうした問題は一旦飛ばして、他の問題を優先する判断もありだと松尾講師は勧めています。
数的推理は旅人算がほぼ確実に出る
数的推理の中でも、特に出題頻度が高いのが旅人算です。
松尾講師は4〜5年分の受験生の話を聞き続けてきた実感として、こう話しています。
松尾講師のコメント
「姿形を変えて、ありとあらゆる旅人算が出てくる」
ベルトコンベアを行き来するタイプや、池の周りを友達と回るタイプなど、設定を変えて繰り返し出題されているといいます。
松尾講師のコメント
「旅人算に関しては、単元を絞って解けない問題がないところまでやってほしい」
「ほぼ確実に出ると言っていい」とも述べており、優先度の高い単元だと分かります。
図形は魔法陣の出題周期を押さえる
図形空間把握でチェックしておきたいのが「魔法陣」です。
松尾講師によると、魔法陣は地方上級では3〜4年に1回程度のペースで出題されているといいます。
他の試験ではあまり見かけない単元なので、意外な盲点になりやすいところです。
出題されるときは、基本形の3かける3や4かける4ではありません。
注意
星型などの変形パターンで出ることが多いそうです。
基本形だけでなく、変形パターンにも慣れておくと安心です。



地方上級の数的処理は捨ててもいい?難易度から考える
数的処理の出題数の多さを知って、捨て科目にできないか気になった人もいるかもしれません。
結論として、数的処理を丸ごと捨てる選択はおすすめできません。
理由は、教養試験の3分の1近くを占める配点の大きさです。
難易度については、松尾講師が他の試験と比較した見解を示しています。
松尾講師のコメント
「難易度が似ているのは東京特別区や都庁」
「都庁は特別区と同じくらいで、実際は特別区よりやや簡単」
これは松尾講師の経験に基づく相対評価であり、公式に難易度を数値化した比較ではありません。
特別区や都庁の対策をしている人にとっては、地方上級の数的処理は取り組みやすい部類だと言えそうです。
とはいえ、得意不得意には個人差があります。
自分の学習状況に応じて、捨てる分野と伸ばす分野を見極めることが大切です。



出題傾向を踏まえた対策の始め方
ここまでの出題傾向を踏まえて、実際にどう対策を始めればいいか整理します。
松尾講師がすすめる教材は、過去問500と350シリーズです。
松尾講師のコメント
「過去3年分で型を習得してもらえたらいい」
最新の過去問集で、直近3年分をまず1周する進め方が具体的です。
分野の優先順位は、出題数の多い数的推理と判断推理から着手するのが効率的でしょう。
資料解釈は1問と少ないため、慣れる程度の学習量にとどめ、他の分野に時間を回す配分がおすすめです。
頻出テーマから過去問に触れていきましょう。



まとめ
ここまで、地方上級の数的処理について解説してきました。
数的処理は34番から50番までの17問です。
判断推理5問前後、数的推理5〜6問、資料解釈1問、残りが図形空間把握という内訳でした。
自治体・年度によって、この内訳には若干の幅があります。
POINT
頻出テーマは、判断推理の対応関係と命題、数的推理の旅人算、図形の魔法陣です。
出題数の多い分野から優先して対策すれば、学習の的を絞りやすくなります。
自分の場合はどう優先順位を組めばいいか、迷うこともあるかもしれません。
そうした個別の疑問は、コム大の公式LINEで相談できます。











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