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数的推理が苦手すぎて意味不明!?できない人の対策法とは

数的推理が苦手すぎて意味不明!?できない人の対策法とは

数的推理が公務員試験合格において重要だと理解はしつつも、問題を見るだけでも拒否反応が出てしまうほど苦手意識を持つ人もいるのではないでしょうか。

しかし実は数的推理は向き不向きではなく、慣れと対策で誰でも克服可能です。

本記事では数的推理が意味不明だと感じるあなたでも、着実に理解を深め、得点源に変えていけるような対策法を解説していきます。

自信をもって試験に望みたい人は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

まずは数的推理がどんな分野なのかを理解しよう

まずは数的推理がどんな分野なのかを理解しよう

対策を講じる前に、まずは数的推理はどんな分野なのか、基本的な部分を押さえておきましょう。

理解度を深め、重要性が分かれば学習にも身が入るはずです。

数的推理は読解力や論理的思考力が試される分野

数的推理は、与えられた条件や文章、図表などの情報をもとに、数学的な知識を使って論理的に考え、正しい答えを導き出す問題です。

したがって単なる計算力だけでなく、読解力や論理的思考能力も問われます。

数的推理の問題文は長く、ややこしい設定が含まれることもあり、読解力は特に重要です。

出題されているテーマを正確に読み取り、順序や条件を整理しつつ、どのようなパターンで解答できるかや数量をどう扱うかなど、筋道を立てて考える力が試されます。

判断推理との違いは数学的な知識が必要かどうか

数的推理と判断推理はどちらも数的処理に属する分野ですが、両者の問題は似ているようで明確な違いがあります。

1番の違いは、数的推理が数学的な知識が必要なのに対し、判断推理は数学的な知識よりも、読解力や論理的思考力が試される点です。

数的推理は「速さ・割合・確率・図形」等の知識をもとに答えを導き出す一方、判断推理は思考型パズルのような問題が多く、「AはBの兄で、CはAの弟。ではCはBにとって何にあたるか?」といった論理関係を読み解く問題が出されます。

判断推理で必要な読解力は数的推理を解くうえでも生かされるので、数的推理が苦手な人は、判断推理から勉強を始めて読解力や論理的思考力を底上げするのもよいでしょう。

数的推理はすべての職種で出題される重要な分野

どの職種の公務員試験においても、数的推理は必ず出題数の多い分野です。

数的処理の全科目の中でも(職種によっては判断推理のほうが出題数が多いものの)特に出題数が多く、重要度の高さが伺えます。

数的処理自体が全体の3割~4割の出題数を占めるため、数的推理を確実に得点できるかどうかが、試験の合格を大きく左右するでしょう。

「苦手だから後回しにしよう」「意味不明だからなんとなくで解けるようにしよう」という考えでは大きく損をするため、むしろ得点源に変えるくらいの意識で対策する必要があります。

数的推理に苦手意識がある人の対策法

数的推理に苦手意識がある人の対策法

数的推理が苦手な人ほど、「どこから手をつければいいの?」と感じがちです。

得点につなげるためには、以下の対策をしましょう。

  • 解法のパターンを脳に染み込ませる
  • 毎日取り組んで同じような問題を反復する
  • タイマーを使って解答時間を意識する

数的推理にセンスや地頭の良さは必要ありません。

正しい努力を積み重ねることで、確実に成果が出ます。

具体的にどのような学習に取り組むのか、詳しく見ていきましょう。

解法のパターンを脳に染み込ませる

数的推理を攻略するうえで最も重要なのが、「出題形式ごとの解法パターンを覚えること」です。

問題ごとに毎回違う解き方を考えていては、時間がいくらあっても足りません。

実際に公務員試験で出題される数的推理の多くは、出題形式がある程度パターン化されています。

  • 速さの問題(出発・到着時間、追い越し)
  • 割合・比・損益計算
  • 場合の数・確率
  • 図形と面積・体積

上記の問題は毎年のように出題されるうえに、似たような論理構造や解法で解けることが多いため、問題文を見た瞬間に「このパターンで答えるのね」と判断できるようになることが大切です。

そのためには、1つのパターンを「覚えて」「実際に解いて」「説明できるようにする」ことがポイント。

インプットだけで終わらせず、アウトプットの訓練まで行いましょう。

毎日取り組んで同じような問題を反復する

数的推理を解く力を伸ばすには、毎日コツコツ取り組むことが欠かせません。

同じ問題や同じ解法を使う問題を反復することで、「このパターンはこうやって解くんだな」と瞬時に判断できるようになります。

前述した「解法のパターンを脳に染み込ませる」ことにもつながりますが、解法のパターンを増やして応用できるようになると、本番でも迷わず解けるようになるでしょう。

タイマーを使って解答時間を意識する

数的推理は、内容を理解して解答するまでに時間がかかる問題です。

だからこそ普段の学習から「時間を意識して解く」習慣を身につけておきましょう。

過去問や模試を解く中で、数的推理にかけられる時間がどの程度あるのか、何分以内で解かないといけないのかを考えてください。

当然人によって解答に必要な時間は異なりますが、時間感覚を養うことで、本番でも焦らず解答できるようになります。

数的推理の具体的な解き方の流れとコツ

数的推理の具体的な解き方の流れとコツ

数的推理を解くときは、以下のステップを意識して解きましょう。

  1. 出題テーマは何なのか理解する
  2. 出題テーマに合う解法が何かを思い出す
  3. 解法のパターンに沿って解いていく

問題に対して正しくアプローチすることで、所見の問題でも慌てずに対応できるようになります。

どのように解いていくか、例題をもとに具体的な方法を見ていきましょう。

例題

A町からB町までの距離は120kmである。A町からB町まで、ある車が一定の速さで向かったところ、予定より30分早く着いた。もし時速10km遅かった場合は、逆に予定より30分遅れて着いていた。このとき、車の実際の時速は何kmか。

  1. 30 km/h
  2. 35 km/h
  3. 40 km/h
  4. 45 km/h
答え

3. 40 km/h

①出題テーマは何なのか理解する

数的推理の問題を見たら、まずやるべきことは「この問題はどんなテーマなのか」を見極めましょう。

例題で言えば「速さ・時間・距離」がテーマであり、「速さの違いによる時間差」から速さを逆算する問題であることがわかります。

問題の要点を以下にまとめました。

  • 距離は固定(120km)
  • 速さを変えたらかかった時間が30分違う
  • 到着時間の差に注目して速さを求める

「速さ・時間・距離」に関する解法を思い出し、次のステップに進みましょう。

②出題テーマに合う解法が何かを思い出す

出題テーマが見極められたら、次は「どんな解法パターンが使えるか」を思い出しましょう。

今回の例題では、通常速度で予定より30分早く着いてしまった場合と、時速10km遅く走った場合で、時間差が1時間あります。

  • 距離:120km
  • 速い速さ:x km/h(実際の速さ)
  • 遅い速さ:x − 10 km/h
  • 時間差:1時間(30分早く、30分遅れ → 合計で1時間差)

「(距離 ÷ 遅い速さ)−(距離 ÷ 速い速さ)= 時間差」を解法のパターンだとすると、「時間 = 距離 ÷ 速さ」の公式を使えば、「遅い速さのときの時間 − 速い速さのときの時間 = 1時間」となります。

上記パターンに当てはめれば、大抵の速さ・時間差の問題は解けるでしょう。

③解法のパターンに沿って解いていく

解法のパターンがわかったら、解き方(式)に沿って計算していきましょう。

先程の数字を式に当てはめると、「120 ÷ (x − 10) − 120 ÷ x = 1」となりますね。

ここからの計算の順序は以下のとおりです。

少し難しい例題でしたが、上記のような流れで解いていきます。

問題によっては因数分解は使用せず、比を利用したり図を書きながら解いたりする場合も。

いくつもパターンがあるので、さまざまな種類の問題に触れることが重要です。

数的推理ができないと感じる理由

数的推理ができないと感じる理由

「数的推理が意味不明で苦手」と悩む人は多く、その原因にはいくつか共通点があります。

なぜ数的推理ができないと感じるのか、代表的な3つの理由を詳しく見ていきましょう。

学校では習わない独特な問題形式だから

数的処理が苦手な理由の1つは、問題形式が学校で習わなかったような馴染のないタイプである点です。

先程の例題とは違い、以下のような見たこともないような問題も出されます。

学校では出ないような問題

4ケタの正の整数 A = 1000a + 100b + 10c + d は、A = 9(111a + 11b + c) + (a + b + c + d) と書ける。

これを利用し、4ケタの数 5□3□ が9で割り切れるときに、2つの□に入る数字の和を求めよ。

  1. 4 のみ
  2. 6 のみ
  3. 1 または 10
  4. 5 または 13
  5. 6 または 12
答え

3. 1 または 10

数学的な知識が豊富な人以外は、初見では解きづらい問題です。

ただし学校の時に訓練されていないだけで、似たような問題に何度も取り組むことで解き方がわかり、応用問題にも難なく正解できるようになります。

暗記だけでは解けず考える力が必要だから

数的推理は数学的な知識が必要なため、暗記だけでは乗り切れません。

解法のパターンを使用しながら、数学的な論理的思考力をもとに解く必要があります。

似たような問題が出ても、条件が少し変わるだけでアプローチを微調整しなければならず、ここに苦手意識を持つ人も多いでしょう。

しかし反復することで確実に「わかる感覚」が芽生える瞬間が来ますから、信じて継続することが大切です。

意味不明だと拒絶して勉強していないから

数的推理を苦手に感じる人の中には、「意味がわからない=やる気が起きない」となり、そもそも勉強を後回しにしている人がいます。

必死に勉強しなければ当然わからないままなので、とにかく嫌でも問題に触れる時間を増やし、慣れていくのが重要です。

拒絶反応を乗り越えるのは大変ですが、苦手を感じなくなるまで毎日必ず問題と向き合いましょう。

公務員バディの対策動画なら苦手を徹底的に克服できる

数的推理にどうしても自信が持てない人は、公務員試験の合格に特化したオンラインスクール「公務員バディ」の受講を考えてみてはいかがでしょうか。

視聴し放題の動画講義は全192レッスンあり、1,500時間超えの充実した内容となっています。

苦手を徹底的に克服するために、隔週であなたの苦手な部分の小テストが出題されるので、確実に日々成長できる環境が整っています。

また、何が苦手でどう改善していけばいいのかが結果からひと目でわかるのもポイントです。

誰にでも当てはまりそうな学習ではなく、自分に合った学習をしたいと思う人は、ぜひ検討してみてください。

まとめ

数的推理が「苦手すぎて意味不明」と感じてしまうのは、決してあなただけではありません。

むしろ、多くの公務員受験生が最初にぶつかる壁がこの分野です。

その分しっかりと対策すれば他の受験生に差をつけられますので、絶対に後回しにせず、苦手でも優先的に勉強に取り組んでいきましょう。

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