「高卒で公務員になるのはホントに勝ち組?」
「民間企業よりも給料は高い?」
「大卒じゃないと出世できないって聞いたけど…」
就職先を決めるとき、民間企業ではなく公務員を目指す高校生は多いです。
しかし、高卒公務員の給料水準や出世のスピード感がよく分からず、公務員の道を諦めてしまう人も一定数います。
「あのとき公務員を真剣に目指していれば、今ごろ勝ち組だったのに…」
このような人生の後悔を防ぐには、高卒公務員になるメリットとデメリットを詳しく知る必要があります。
そこで本記事では、公務員の統計データを基に、あなたが高卒で公務員になるべきかどうか、後悔しないための選択について解説します。
自分に合った進路を自信を持って選べるように、本記事をぜひ最後までご覧ください。
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高卒公務員が勝ち組と噂される理由とは?


高卒公務員が「勝ち組」と噂される要因は、民間企業にはない安定性と待遇の良さにあります。
- リストラや倒産のリスクがない
- 毎年昇給できる
- 社会的信用が高い
なぜ多くの若者が高卒で公務員を目指そうとし、周囲から「勝ち組」だと思われるのか、上記3つの観点から詳しく見ていきましょう。
リストラや倒産のリスクがなく働けるから
高卒公務員が「勝ち組」といわれる最大の理由は、リストラや倒産といった、雇用に関する不安が存在しないことです。
民間企業では業績悪化や経営方針の転換により、若手社員でも突然解雇されるリスクがあります。
しかし公務員は法律によって雇用が保障されており、懲戒免職など重大な理由がない限り、職を失う心配をする必要がありません。
変化の激しい現代社会において、定年まで安心して働けることは、高卒公務員が「勝ち組」と評価されるに相応しい職業であることがわかります。



人生設計もしやすく、家族を安心させられる点も大きな魅力ですね!
基本的に毎年昇給する仕組みがあるから
公務員の給与は、国なら法律、自治体なら条例で定められた「給料表(俸給表)」を基に決まります。
勤務年数や人事評価などに応じて号給が上がることで、基本給が段階的に上がる仕組みがあるんですね。
人事評価・勤務状況がよほど悪くない限りは、基本的に毎年昇給するため、将来の見通しが立てやすいでしょう。
しかし民間企業では、業績評価によって昇給額が大きく変動したり、会社の業績が悪い年には昇給がストップしたりすることも珍しくありません。
高卒の初任給がそこまで高くなくても、30代、40代と年齢を重ねれば着実に給与は上がっていくため、長期的な目で見て「高卒公務員は勝ち組」と思われるのは自然です。



自分の努力だけではなく、制度として昇給が保証されているため、将来の年収の推移を把握しやすいメリットがあります!
社会的信用が高く各種審査で有利だから
公務員という肩書が持つ社会的信用の高さは、実生活のあらゆる場面で強力な武器となります。
住宅・自動車ローンや賃貸・クレジットカード審査などにおいては、倒産リスクのない公務員は極めて優遇されます。
高卒であったとしても、マイホームを購入する計画なども立てやすくなるでしょう。
さらに、地域社会での評価も高く、「○○さんのお子さんは公務員になった」というだけで、親戚や近所から一目置かれることも少なくありません。
「公務員なら安心」という認識が多くの人に根強く残っているため、高卒で公務員になる人は「勝ち組」だと認識されがちです。



社会的信用の高さは、結婚を考えるうえでもプラスです!結婚相手や親族からも「安定した生活が送れる相手」として高く評価されます!
高卒公務員と民間企業の給与比較


「勝ち組」だといわれがちな高卒公務員の給料について、インターネット上では「高すぎる」「税金で養われているのに贅沢だ」と心無い批判的な意見を目にすることがあります。
しかし実際には、公務員の給与は民間企業の給与水準と均衡するよう、厳格に調整されています。
とはいえ、比較対象が「地方の中小企業」となった場合は公務員の待遇が良いと見えるのは事実です。
本章では、国家公務員・地方公務員・民間企業の初任給と平均給与を比較し、「給料が高すぎる」という批判が妥当なのかを客観的に検証します。
国家公務員の初任給・平均給与
人事院や各省庁の発表する資料を基に、国家公務員(高卒区分)の主な職種の、初任給・平均給与(2025年)を以下にまとめました。
| 職種 | 初任給 | 平均給与月額 |
|---|---|---|
| 一般職(特別区) | 約225,600円 | 414,480円 |
| 税務職員(国税) | 約261,840円 | 442,129円 |
| 刑務官 | 約259,680円 | 399,794円 |
| 入国警備官 | 約259,680円 | 399,794円 |
| 皇宮護衛官 | 約259,680円 | 399,794円 |
高卒としては比較的高い給与で、「高すぎる」とまでは言えませんが、ボーナスも加えると「勝ち組」と呼ばれてもおかしくない水準です。
地方公務員の初任給・平均給与
各自治体の発表する情報を基に、地方公務員(高卒区分)の主な職種・自治体の初任給・平均給与(2025年)を以下にまとめました。
| 自治体(代表職種) | 初任給 | 平均給与月額 |
|---|---|---|
| 東京都職員(行政) | 約218,400円 | 470,901円 |
| 大阪府職員(行政) | 約230,224円 | 383,984円 |
| 愛知県職員(行政) | 約216,000円 | 392,981円 |
| 特別区職員(行政) | 約240,360円 | 405,404円 |
| 名古屋市職員(行政) | 約185,200円 | 392,555円 |
| 大阪市職員(行政) | 約184,100円 | 329,600円 |
| 警視庁(警察官) | 約264,700円 | 541,980円 |
| 東京消防庁(消防官) | 約264,700円 | 記載なし |
地方公務員の給与は自治体の規模に比例し、特別区(東京23区)や政令指定都市、都道府県庁では国家公務員に匹敵、あるいは凌駕するケースもあります。



当然、地方の小規模な自治体では、上記で紹介した給与よりも下がるため注意しましょう。
民間企業の平均初任給・平均給与
一方で民間企業の給与はどの水準なのか。
厚生労働省が発表する「令和6年賃金構造基本統計調査」によると、高卒で民間企業に入った場合の平均初任給・平均給与月額は以下のとおりです。
- 平均初任給:197,500円
- 平均給与月額:330,400円
上記のデータは、58,375の事業所から10人以上の常用労働者を雇用する民営事業所の平均値になります。
全体的に見ると、公務員の方が民間企業よりも給与水準が高いことが分かります。
特に財源が豊富な東京都や大阪府などの都心部では、初任給やボーナスが若手職員を中心に増加傾向です。



各自治体は若手職員の確保に向けて積極的に動いています。
公務員の賃上げはトレンドだと覚えておきましょう!
進学せず高卒公務員になるメリット4選


高卒で公務員になることは、大学進学を選ばないからこそ得られるメリットがあります。
経済的な負担を大幅に軽減できることはもちろんのこと、若いうちから社会人経験を積めること、試験対策の難易度が低いことなどが挙げられます。
それぞれのメリットについて、より詳しく見ていきましょう。
大学の学費・奨学金を払わなくていい
高卒で公務員になる最大のメリットは、大学進学にかかる学費や奨学金など、莫大な費用を支払わずに済むことです。
文部科学省の「私立大学等の令和5年度入学者に係る学生納付金等調査結果について」を基に、大学進学にかかる費用をまとめました。
国公立大学でかかる費用は私立大学の約半分程度となっていますが、それでも約250万円程度必要です。
大学生生活を終えても、奨学金を借りた学生は返済に苦しむケースも少なくありません。
ところが高卒で公務員になれば、大学の費用や奨学金の返済が必要ないだけではなく、逆に18歳から安定的な収入を得られます。
20代のうちに十分な貯蓄を積み上げられるため、30歳になるころにはマイホームの頭金を用意したり、結婚資金を準備したりすることは容易です。



経済的な余裕があると、人生の選択肢を大きく広げてくれます!
出世・昇進のスピードは変わらない
今は全国の自治体で、業務の成果や貢献度に応じた「人事評価制度」が採用されています。
さらに昇進試験についても、筆記試験や論文試験に合格できなければ昇進できない「試験制度」を採用する自治体が多いです。
このことから現代の公務員は、学歴や経歴に関係なく、自分の努力で出世できるかどうかが決まるといえます。



「大卒」という肩書きの価値は、民間企業も公務員も年々薄れつつありますね!
大卒よりも早く社会人経験を積める
大卒者が社会に出る22歳の時点で、高卒公務員はすでに4年間の実務経験を持つ先輩職員になっています。
現場で必要な業務知識や対人スキルを早期に習得できるため、同年齢の大卒の新人に対しても実力でリードすることが可能です。
また、早くから組織の一員としての自覚を持てるため、精神的な成熟も早まります。
学歴では劣っていても、実務経験の豊富さで評価されるため、自信を持って働けることでしょう。



詳しくはデメリットの面でご紹介しますが、4年先に働いているとはいえ、生涯年収では大卒公務員に劣ってしまう点には注意しましょう!
試験の難易度が大卒よりも低く対策しやすい
高卒者が受けられる高卒程度の試験は、大卒程度の試験と比べて難易度が相対的に低く、対策がしやすい点がメリットです。
高卒程度の試験は、基本的に22歳未満に年齢上限が設定されているため、大卒者では受験できません。
出題範囲は高校の教科書レベルが中心で、専門的な知識はあまり問われず、在学中にしっかりと勉学に励んでいれば、そこまで苦労することはないでしょう。
もし苦手な科目があったとしても、戦略的に捨て科目を作ることで、最短期間の試験対策で合格することも可能です。



捨て科目に関して詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください!
進学せず高卒公務員になるデメリット3選


高卒で公務員になることには多くのメリットがある一方で、デメリットや注意すべき点も存在します。
本章でご紹介するデメリットと、前述のメリットとを合わせて、高卒で公務員になるかどうかを総合的に判断しましょう。
キャンパスライフを体験できない
同級生が大学に入ってサークル活動など、きらびやかなキャンパスライフを謳歌している間、高卒で組織の末端として働くことには忍耐が伴います。
「もっと遊んでおけばよかった」という喪失感や、大学に入った同級生の自由な生活を見て、コンプレックスを感じる瞬間があるかもしれません。
また、大学での学問的探求や、さまざまなバックグラウンドを持つ人々と交流する機会を逃すことは、視野を狭めるリスクにもつながります。
大学生が送る4年間の青春を仕事に捧げるという選択は、想像以上に大きな決断であることを理解しておきましょう。



大学生活に魅力を感じない方や、早く経済的に自立したいと強く考えている方にとっては、キャンパスライフを逃すことはあまりデメリットにならないでしょう!
生涯年収は大卒に劣る
もしも定年まで公務員として勤め上げ、退職金を満額で受け取った場合、高卒者が4年先に働いているとはいえ、生涯年収は大卒者の方が多くなります。
公務員の給与体系は年功序列が基本ですが、学歴(採用区分)による昇進スピードの差や基本給の違いが積み重なり、最終的には大卒者に収入を越されてしまいます。
早く稼げるのは高卒のメリットですが、長い目で見ると、大卒公務員の方が最終的な収入では軍配が上がるのが現実です。



高卒でも収入を上げるためにできることは、昇任試験に確実に受かることや、業務の専門性を高めることなどが挙げられます!
転職市場で不利になる
公務員の業務は法令に基づく特殊な事務処理が多く、民間企業で即戦力となるスキルが身につきにくい傾向にあります。
そのため、もしも公務員から他業種に転職しようと思った際に、市場価値を評価されにくく、最終学歴も高卒であるため、採用されにくいという大きなデメリットがあります。
特に20代後半にもなると、未経験としての転職は大きく年収が下がってしまう場合もあるでしょう。
「公務員になって定年まで勤め上げる」というつもりがない場合は、キャリアの柔軟性を欠いてしまうおそれがある点には注意が必要です。



もしも転職しようか考えた際には、在職中に転職に有利になるような資格を取得するなど、努力が欠かせません!
高卒で公務員になるのに向いている人・向いていない人とは?


公務員の適性は、能力以上に性格や価値観に大きく左右されます。
安定を退屈と感じるのか、安心と感じるのかで、その後の幸福度は180度変わるでしょう。
本章では、高卒で公務員になって幸せになれる人と、ミスマッチを起こしやすい人の特徴をまとめました。
自分はどちらのタイプに近いかを確認し、本当に合った進路を見つけてみてください。
向いている人の特徴
安定性を大切にし、堅実に暮らしたいと願う人にとって、公務員は天職です。
ルールや前例を重んじ、丁寧な事務処理や住民対応にやりがいを感じられれば、ストレスなく長く働き続けられるでしょう。
また、大学で学びたいことが特にない、早く親から自立したいという現実的な考えを持つ人にもおすすめです。
大きな野心を持つよりも、ワークライフバランスの取れた生活をしたい場合は、高卒で公務員になることを考えましょう。



安定しているかだけでなく、その安定が自分の価値観に合うかまで考えると、後悔しない選択になります!
向いていない人の特徴
若くして実力で高収入を得たいという野心家には、公務員の年功序列システムは苦痛でしかありません。
また、ルーティンワークよりもクリエイティブな仕事を好む人や、組織の古い体制に疑問を感じやすい人にも不向きです。
さらに、デメリットの欄でも紹介しましたが、大学生活への憧れが捨てきれない人も、高卒で公務員になるのはおすすめしません。



自分の市場価値を常に高めたいと考える人には、変化の緩やかな公務員の世界は物足りなく映る可能性があります!
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現在も公務員は人気の職業の一つです。一般企業よりも採用試験の倍率が高いといわれています。
したがって「高卒の公務員試験はそこまで難しくないから安心」と侮っていると、他のライバルに内定を奪われてしまうので気をつけましょう。
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まとめ
高卒で公務員になることは「勝ち組」だといわれる一方で、大卒との待遇差やキャリアの限界を感じる場面も出てきます。
しかしそれを上回るほど、安定性という基盤を若くから築き上げられるというメリットがあります。
重要なのは世間の評判ではなく、「あなた自身が本当に高卒で公務員になりたいのか」や「人生で何を優先したいか」という価値観です。
本記事でご紹介した内容を基に、正しい進路選択をすることが、あなたにとっての「勝ち組」ルートとなるでしょう。
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