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国家公務員の一般職試験に挑戦したいけれど、「どの官庁なら自分でも内定を掴めるのだろう」と不安を抱えていませんか。
難易度の高い筆記試験をなんとか突破できても、官庁訪問で不採用になるケースは珍しくなく、倍率や人気度によって合否のハードルは大きく変わります。
だからこそ「受かりやすい官庁の特徴」を理解し、戦略的に志望先を選ぶことが大切です。
そこで本記事では、採用人数や人気度の違いを整理し、狙い目となる官庁や注意点を具体的に紹介します。
合格できる確率を少しでも上げ、理想の未来を掴み取りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
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国家一般職とは?試験と官庁訪問の基本を押さえよう


国家一般職は、各府省の本府省や全国の出先機関で、政策の実行やフォローアップなどを担う仕事です。
- 行政系(事務)の主な職種と業務
-
- 労働行政:雇用保険・助成金の事務、職業紹介、労働行政の相談対応・調整を担う
- 法務行政:不動産・商業登記、戸籍・国籍、供託、遺言書保管、人権相談・救済などを担う
- 出入国・在留管理:空港・港での出入国審査、在留資格・期間の審査、難民認定関連事務等を担う
- 税関行政:輸出入通関審査、関税徴収、知的財産侵害物品の取締・水際対策を担う
- 行政評価・相談:各府省の事業運営に関する実地調査や、国の行政に対する苦情・要望の受付と解決促進を担う
- 検察事務:事件記録・証拠物管理、公判事務の補助等を担う
- 技術系の主な職種と業務
-
- 土木・建築:河川・ダム・道路・港湾等の計画・保全、防災、許認可・用地・契約事務の一部を担う
- デジタル・電気電子・機械:省庁システムの企画・運用、施設・機器の整備や点検、社会インフラの監視・更新を担う
- 農学・林学・農業農村工学:農地・農村整備、森林の保全・国有林管理を担う
合格までには、人事院が実施する「採用試験」と、各官庁で行われる「官庁訪問」という2段階のプロセスを勝ち抜く必要があります。
上記の流れを理解していなければ、どれほど筆記試験に強くても内定に結びつかないことがあるため、注意してください。



合格するまでにどのようなプロセスをたどるのか、詳しく見ていきましょう。
国家一般職の採用試験の流れ
国家一般職の採用試験は、以下の内容で行われます。
試験 | 試験種目 | 解答題数・時間 | 配点比率 | 内容 |
---|---|---|---|---|
1次試験 | 基礎能力試験 (多肢選択式) | 30題 1時間50分 | 2/9 | 知識分野24題 文章理解⑩、判断推理⑦、数的推理④、資料解釈③ 知識分野6題 自然・人文・社会に関する時事・情報⑥ |
専門試験 (多肢選択式) | 40題 3時間 | 4/9 | 各試験区分に応じて必要な専門知識についての筆記試験(詳しくは人事院HPを参照) | |
一般論文試験 | 1題 1時間 | 1/9 | 文章による表現力、課題に関する理解力などについての短い論文による筆記試験 | |
2次試験 | 人物試験 | – | 2/9 | 人柄、対人的能力などについての個別面接 |
※1次試験は、基礎能力試験と専門試験の結果のみで合否が決定し、一般論文試験の結果は最終合格者決定の際に加点される。
試験 | 試験種目 | 解答題数・時間 | 配点比率 | 内容 | |
---|---|---|---|---|---|
建築区分 | 建築以外の区分 | ||||
1次試験 | 基礎能力試験 (多肢選択式) | 30題 1時間50分 | 2/9 | 2/9 | 知識分野24題 文章理解⑩、判断推理⑦、数的推理④、資料解釈③ 知識分野6題 自然・人文・社会に関する時事・情報⑥ |
専門試験 (多肢選択式) | 【建築区分】 33題 2時間 | 2.5/9 | – | 各試験区分に応じて必要な専門知識についての筆記試験(詳しくは人事院HPを参照) | |
【建築以外の区分】 40題 3時間 | – | 4/9 | |||
専門試験 (記述式) | 【建築区分】 1題 2時間 | 2.5/9 | – | ||
【建築以外の区分】 1題 1時間 | – | 1/9 | |||
2次試験 | 人物試験 | – | 2/9 | 2/9 | 人柄、対人的能力などについての個別面接 |
※1次試験は、基礎能力試験と専門試験(多肢選択式)の結果のみで合否が決定し、専門試験(記述式)の結果は最終合格者決定の際に加点される。
試験 | 試験種目 | 解答題数・時間 | 配点比率 | 内容 |
---|---|---|---|---|
1次試験 | 基礎能力試験 (多肢選択式) | 30題 1時間50分 | 4/9 | 知識分野24題 文章理解⑩、判断推理⑦、数的推理④、資料解釈③ 知識分野6題 自然・人文・社会に関する時事・情報⑥ |
課題対応能力試験 (多肢選択式) | 120題 15分 | 1/9 | 早く正確に課題を解く能力についての筆記試験 | |
一般教養論文試験 | 1題 1時間20分 | 2/9 | 文章による表現力、一般的な教養を土台にした判断力、思考力についての筆記試験 | |
2次試験 | 人物試験 | – | 2/9 | 人柄、対人的能力などについての個別面接 |
※1次試験は、基礎能力試験と課題対応能力試験の結果のみで合否が決定し、一般教養論文試験の結果は最終合格者決定の際に加点される。
大卒程度試験における1次試験の内容は、行政系と技術系で内容が少し異なります。
また、2025年度から大卒程度の新設区分として設けられた「教養区分」は、専門試験がない試験です。
試験対策の範囲が狭まる分、競争率は高くなりがちなことには注意しましょう。
自身の学習意欲や学習練度、経験などを考慮し、どの試験を受けるべきなのかを戦略的に考えることで、合格を掴みやすくなります。



各試験の配点を見ると、教養区分は基礎能力試験、行政系・技術系区分は専門試験配点が高いことがわかるので、対策の優先度を決める際にこの情報を役立てましょう!
官庁訪問の仕組みと役割
官庁訪問は、採用試験の合格者が各府省や出先機関を訪ね、面接や質疑応答を通じて相互理解を深める採用プロセスです。
内定を決めるための最重要項目で、採用試験で合格しても、官庁訪問で不採用になると採用漏れとなるため、気合を入れて臨む必要があります。
訪問は基本的には予約制で、志望度の高い官庁ほど、早い時期に参加することが望ましいとされています。
業務説明会など採用イベントは、参加しなくても採用に影響が及ぶことはありませんが、情報収集という点において強みになるので、積極的に参加したいところです。



面接や質疑応答時に、業務説明会時に得た情報から上手に回答・質問ができれば、面接官の印象は良くなること間違いなし!
国家一般職で受かりやすい官庁の特徴


「受かりやすい」と公式に定義された指標はありませんが、相対的に見て比較的合格しやすい官庁の条件は存在します。
- 採用人数が多く間口が広い官庁
- 出先機関が多い地域の官庁
上記のような特徴を知れば、自分の適性や志望動機と上手に合わせつつ、戦略的に受験する官庁を選べるようになるでしょう。
採用人数が多く間口が広い官庁
人事院のデータをもとに、各省庁や出先機関における採用状況をまとめました。
府省\区分 | 北海道 | 東北 | 関東甲信越 | 東海北陸 | 近畿 | 中国 | 四国 | 九州 | 沖縄 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
会計検査院 | 1 | 22 | 2 | 1 | 26 | |||||
人事院 | 1 | 1 | 8 | 2 | 2 | 1 | 1 | 16 | ||
内閣官房 | 1 | 8 | 9 | |||||||
内閣法制局 | 1 | 1 | 2 | |||||||
内閣府 | 1 | 9 | 1 | 1 | 1 | 1 | 12 | 26 | ||
デジタル庁 | 1 | 3 | 1 | 5 | ||||||
宮内庁 | 1 | 8 | 2 | 11 | ||||||
公正取引委員会 | 1 | 1 | 10 | 3 | 1 | 1 | 1 | 18 | ||
警察庁 | 4 | 7 | 11 | 4 | 7 | 3 | 3 | 6 | 45 | |
個人情報保護委員会 | 1 | 3 | 4 | |||||||
カジノ管理委員会 | 1 | 1 | 1 | 3 | ||||||
金融庁 | 2 | 17 | 1 | 4 | 2 | 26 | ||||
消費者庁 | 4 | 1 | 5 | |||||||
こども家庭庁 | 2 | 2 | 11 | 1 | 16 | |||||
総務省 | 8 | 10 | 45 | 8 | 12 | 9 | 9 | 9 | 1 | 111 |
法務省 | 7 | 19 | 71 | 25 | 42 | 21 | 10 | 27 | 4 | 226 |
検察庁 | 10 | 27 | 57 | 31 | 48 | 18 | 13 | 22 | 3 | 229 |
出入国在留管理庁 | 10 | 6 | 51 | 12 | 31 | 6 | 7 | 12 | 7 | 142 |
公安調査庁 | 9 | 5 | 19 | 5 | 11 | 7 | 2 | 4 | 3 | 65 |
外務省 | 1 | 4 | 1 | 6 | ||||||
財務省 | 7 | 1 | 2 | 1 | 11 | |||||
財務省税関 | 20 | 3 | 66 | 26 | 55 | 18 | 5 | 23 | 14 | 230 |
文部科学省 | 1 | 2 | 19 | 1 | 1 | 1 | 25 | |||
厚生労働省 | 42 | 56 | 152 | 62 | 111 | 48 | 17 | 62 | 10 | 560 |
農林水産省 | 17 | 18 | 7 | 28 | 20 | 14 | 2 | 17 | 193 | |
林野庁 | 6 | 6 | 5 | 2 | 2 | 1 | 2 | 3 | 27 | |
水産庁 | 2 | 7 | 1 | 4 | 14 | |||||
経済産業省 | 6 | 11 | 40 | 8 | 12 | 11 | 10 | 9 | 107 | |
特許庁 | 1 | 2 | 36 | 1 | 40 | |||||
国土交通省 | 73 | 30 | 114 | 38 | 59 | 33 | 25 | 50 | 422 | |
気象庁 | 6 | 2 | 10 | 3 | 1 | 4 | 2 | 28 | ||
運輸安全委員会 | 1 | 1 | ||||||||
環境省 | 2 | 1 | 19 | 1 | 2 | 1 | 26 | |||
原子力規制庁 | 1 | 5 | 1 | 1 | 1 | 9 | ||||
行政執行法人 | 12 | 1 | 8 | 1 | 22 | |||||
防衛省 | 20 | 15 | 75 | 11 | 18 | 18 | 18 | 9 | 184 | |
防衛装備庁 | 3 | 5 | 15 | 1 | 1 | 25 | ||||
合計 | 255 | 237 | 1,023 | 272 | 459 | 215 | 108 | 280 | 66 | 2,915 |
府省\区分 | デジタル・電気・電子 | 機械 | 土木 | 建築 | 物理 | 化学 | 農学 | 農業農村工学 | 林学 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
会計検査院 | 1 | 1 | 1 | 3 | ||||||
内閣官房 | 1 | 1 | 1 | 3 | ||||||
内閣府 | 2 | 3 | 1 | 1 | 7 | |||||
デジタル庁 | 5 | 5 | ||||||||
宮内庁 | 1 | 3 | 1 | 5 | ||||||
警察庁 | 16 | 3 | 1 | 5 | 5 | 7 | 37 | |||
総務省 | 10 | 1 | 3 | 1 | 15 | |||||
法務省 | 1 | 1 | 2 | |||||||
公安調査庁 | 1 | 1 | ||||||||
外務省 | 1 | 1 | 1 | 3 | ||||||
財務省 | 1 | 1 | ||||||||
財務省財務局 | 2 | 2 | ||||||||
財務省税関 | 2 | 1 | 1 | 12 | 6 | 22 | ||||
文部科学省 | 2 | 1 | 1 | 2 | 6 | |||||
厚生労働省 | 1 | 1 | ||||||||
農林水産省 | 3 | 2 | 1 | 3 | 84 | 32 | 125 | |||
林野庁 | 76 | 76 | ||||||||
経済産業省 | 2 | 2 | 6 | 1 | 7 | 2 | 20 | |||
国土交通省 | 23 | 23 | 137 | 15 | 17 | 7 | 20 | 5 | 10 | 257 |
気象庁 | 7 | 15 | 69 | 13 | 11 | 1 | 4 | 120 | ||
運輸安全委員会 | 1 | 1 | ||||||||
環境省 | 2 | 1 | 1 | 3 | 3 | 1 | 11 | 22 | ||
原子力規制庁 | 2 | 2 | 1 | 5 | ||||||
行政執行法人 | 2 | 4 | 14 | 15 | 1 | 36 | ||||
防衛省 | 9 | 4 | 1 | 1 | 1 | 2 | 18 | |||
防衛装備庁 | 3 | 6 | 4 | 13 | ||||||
衆議院事務局 | 1 | 1 | ||||||||
合計 | 92 | 49 | 166 | 26 | 98 | 81 | 151 | 40 | 105 | 808 |
上記の表を見ると、法務省・検察庁・財務省税関・厚生労働省・国土交通省・防衛省などの採用予定数が多いことがわかります。
採用予定人数が多いということは志望者数も多いため、一概に受かりやすいとは言えませんが、意外とそこまで倍率が高くない場合があるため、希望は持っておいてもよいでしょう。(詳しい倍率は後述)



ちなみに、高卒程度の情報は2023年が最新でした。
出先機関が多い地域の官庁
人事院のデータから、各地域(区分)の採用予定人数を以下の表にまとめました。
試験区分 | 採用予定数 | |
---|---|---|
各地域 | 本府省 | |
北海道 | 約190人 | 約650人 |
東北 | 約250人 | |
関東甲信越 | 約610人 | |
東海北陸 | 約270人 | |
近畿 | 約380人 | |
中国 | 約220人 | |
四国 | 約100人 | |
九州 | 約270人 | |
沖縄 | 約75人 |
試験区分 (該当する複数の都道府県) | 採用予定数 |
---|---|
デジタル・電気・電子 | 約290人 |
機械 | 約160人 |
土木 | 約390人 |
建築 | 約50人 |
物理 | 約140人 |
化学 | 約170人 |
農学 | 約220人 |
農業農村工学 | 約30人 |
林学 | 約130人 |
試験区分 | 採用予定数 | |
---|---|---|
各地域 | 本府省 | |
北海道 | 約110人 | 約220人 |
東北 | 約40人 | |
関東甲信越 | 約240人 | |
東海北陸 | 約20人 | |
近畿 | 約80人 | |
中国 | 約50人 | |
四国 | 約40人 | |
九州 | 約90人 | |
沖縄 | 約20人 |
上記の表を見ると、関東甲信越・近畿・東海北陸・九州地方の採用予定数が比較的多いことがわかります。
入りたい官庁が各地域でどの程度採用する予定なのかを知りたい方は、人事院のHPから詳細に書かれた表を見てみてください。



膨大なデータ量なので細かくは紹介できませんが、国土交通省や厚生労働省、法務省は、全国に出先機関が多く、各地域に募集が分散しています!
実際に受かりやすいといわれる官庁一覧


採用予定数の多さや志望者が分散しやすいという点で考えたときに、比較的受かりやすいことが予想される官庁を以下にまとめました。
- 労働局
- 整備局
- 出入国在留管理庁(入管)
- 検察庁
受かりやすいといわれる官庁ですが、それぞれが重要な役割を担っているため、決して質が低い官庁ではないことは押さえておきましょう。



人事院が発表している2025年度のデータ(大卒程度)をもとに、それぞれの官庁がなぜ受かりやすいとされるのかを、仕事内容とともに解説していきます。
労働局
厚生労働省の出先機関の1つである労働局は、特に狙い目です。
行政区分と教養区分ともに、以下の人数を採用予定としています。
- 北関東ブロック(茨城・栃木・群馬・埼玉・長野):51人
- 南関東ブロック(千葉・東京・神奈川・山梨):88人
- 北陸ブロック(新潟)・行政の関東甲信越区分・行政の東海北陸区分:26人
募集が複数都県に分散しており、採用予定人数も多いため、相対的に受かるチャンスも増えます。
労働基準監督署(労基署)では、長時間労働の是正や未払い残業の是正指導、労災多発業種の対策、労災保険の加入督励を行う。公共職業安定所(ハローワーク)では、雇用保険の受給資格審査、就職支援の窓口支援、助成金に関する事務、求人データや国の統計の取りまとめを行う。
整備局
国土交通省の出先機関の1つである整備局も、採用予定人数が多く、募集も各地方で行っているためおすすめです。
行政区分と教養区分ともに、以下の人数を採用予定としています。
- 関東地方:行政および教養区分の関東甲信越で30人、教養区分の関東甲信越および技術系全区分から80人
- 北陸地方:行政および教養区分の東北・関東甲信越・東海北陸で20人、教養区分の東北・関東甲信越・東海北陸・全地域の技術系全区分で50人
- 中部地方:行政および教養区分の関東甲信越。東海北陸で40人、教養区分の関東甲信越・東海北陸・全地域の技術系全区分で50人
技術系区分からの採用予定人数が多いため、該当する方は狙ってみましょう。
行政区分の場合は、各種予算管理や広報、会計、書類作成等の事務を行う。技術区分の場合は、河川・道路・港湾等の整備計画、工事監督、災害時対応を行う。デスクワークだけでなく、外勤も多いのが特徴。
出入国在留管理庁(入管)
東京出入国在留管理局にて、募集は行政および教養区分の関東甲信越のみですが、採用予定人数が75人と多めのためおすすめです。
近年は国際化の進展に伴い、業務量が増加しているため、採用枠が比較的多めに設定されています。
外国人対応や国際的な業務に関心がある方は、専門性の高いキャリアを築けるため、積極的に狙っていきましょう。
空港や港での入国審査や、ビザの審査・交付・更新業務、不法滞在者の調査・摘発、外国人材の受け入れ政策等を行う。
検察庁
検察庁も全国的に募集があり、以下の枠で行政区分が80人、共用区分で5人採用予定です。
- 東京高等検察庁
- 東京地方検察庁
- 横浜地方検察庁
- さいたま地方検察庁
- 千葉地方検察庁
- 水戸地方検察庁
- 宇都宮地方検察庁
- 前橋地方検察庁
- 甲府地方検察庁
- 長野地方検察庁
- 新潟地方検察庁
募集人数が多いとはいえ、検察庁はドラマや映画で登場する影響もあって人気があるため、今回ご紹介した他の官庁と比べるとやや難易度は高くなるでしょう。
犯罪の捜査結果を踏まえて起訴・不起訴の決定、警察官などの捜査機関の指揮・監督、被害者への情報提供などを行う。
国家一般職の倍率と採用漏れについて


国家一般職の試験の合格倍率についてや、官庁訪問においての採用漏れはどのくらい出るのかを解説していきます。
少しでも合格する確率を増やしたいと思う方は、データを参考にして、どの区分で受験するかを戦略的に考えてみましょう。
国家一般職全体の倍率
人事院が発表している、大卒程度試験の2025年データと、高卒程度試験の2024年データ(2025年は実施前)を以下の表にまとめました。
区分 | 倍率 | |
---|---|---|
行政 | 教養 | |
北海道 | 1.8 | 1.7 |
東北 | 1.8 | 1.9 |
関東甲信越 | 2.5 | 1.7 |
東海北陸 | 2.0 | 2.9 |
近畿 | 2.5 | 3.4 |
中国 | 2.0 | 1.8 |
四国 | 1.9 | 1.7 |
九州 | 2.2 | 1.5 |
沖縄 | 2.1 | 6.8 |
デジタル・電気・電子 | 1.5 | |
機械 | 1.5 | |
土木 | 1.6 | |
建築 | 2.0 | |
物理 | 1.4 | |
化学 | 1.5 | |
農学 | 1.5 | |
農業農村工学 | 2.2 | |
林学 | 1.8 |
大卒程度では、行政関東甲信越、行政近畿、教養東海北陸、教養近畿、教養沖縄の倍率が高く、高卒程度では、事務区分は北海道と近畿以外、技術区分では関東甲信越、中国、沖縄の倍率が高くなっています。



「倍率が低い=合格が簡単」というわけではありませんが、競争相手が少ないという意味では、参考にしてみてもよいでしょう。
官庁訪問における採用漏れはどのくらいある?
結論からお伝えすると、人事院は毎年の採用漏れ人数を公表していません。
各種データを見ると、ある年では試験の合格者が約7,500人いたのに対し、採用予定者数は約5,000人となっており、実際の受け皿は合格者数よりも少ない数でした。
しかし、合格者は名簿有効期間中(大卒は5年、教養区分は6年6ヶ月、高卒は1年)に採用されることもあります。
そのため、上記の人数の差がそのまま採用漏れした人数ではないことに注意が必要です。
国家一般職で受かりやすい官庁を選ぶ際の注意点
受かりやすさだけで受験区分を選んでしまうと、勤務地や勤務形態、勤務特性など、さまざまな要素で入庁後にミスマッチが起きやすくなってしまいます。
倍率や採用数は重要な指標ではあるものの、あくまで1つの目安であって、実際受かるかどうかは受験者の実力次第です。
そのため、受かりやすさだけを追い求めるのではなく、自分の興味や適性なども受験区分を選ぶ際の要素に加えましょう。



仕事が嫌になって辞めてしまっては、受かっても意味がなくなってしまいますからね!
まとめ
国家一般職で受かりやすい官庁を選ぶときのポイントを、以下にまとめました。
- 採用数が多い
- 出先機関が多く、募集が分散している
- 労働局・整備局・入管・検察庁は募集人数が多い
- 受かりやすさだけで選ぶとミスマッチが起きやすいため注意が必要
国家一般職はそもそも試験が難しいため、合格するには徹底した試験対策が必要です。
もし独学での合格に不安があったり、今の学力に満足できていなかったりする方は、ぜひ「公務員バディ」の受講も検討してみてはいかがでしょうか。
誰でも受講しやすい優しい価格設定ながらも、多数の合格者を輩出した実績があります。
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