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地方上級は難しすぎる?それでも受かる人の戦略を徹底解説

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オンライン×最短で公務員試験合格を目指せる公務員バディを運営しているミキサックです!

「公務員試験の地方上級は難しすぎるって聞くけど、自分でも合格できるか心配…」と思い、挑戦することに躊躇している方も多いはずです。

しかし、難しいといわれる地方上級でも適切な努力を積み重ねれば、誰でも合格は掴めます。

そこで今回の記事では、地方上級を攻略するうえで必要な基礎知識をはじめ、合格に必要な勉強戦略を徹底解説。

記事を読み終わるころには、地方上級に挑む意識が芽生え、理想の未来を掴むための第一歩が踏み出せるようになるはずです。

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目次

まずは地方上級がどんな試験かを理解しよう

まずは地方上級がどんな試験かを理解しよう

実は「地方上級」という呼び名は正式名称ではなく、受験業界内での「通称」です。

では何が地方上級と呼ばれるかというと、地方公務員試験における大卒程度の試験区分の中でも、都道府県庁職員・政令指定都市職員・特別区(東京23区)職員を指します。

実際の呼び方は各自治体によって異なり、「上級」「Ⅰ類」「大卒程度」「A」などさまざまです。

小中規模の自治体における市役所職員は、市役所上級などと呼ばれるため、都道府県職員・政令指定都市職員・特別区職員を指す地方上級とは区別されています。

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地方上級の試験を攻略するためにも、まずはどのような試験なのかをしっかりと理解する事が重要です。

地方上級の出題内容は3つのタイプに分かれる

地方上級試験の出題内容は、地域によって大きく3つに分かれています。

  • 全国型
  • 関東型
  • 中部・北陸型

自治体によっては、上記に分類されない「独自型」と呼ばれるものもあります。

それぞれの型は出題タイプが異なるため、自分がどの自治体を受けるかによって、適切な対策を講じましょう。

全国型

全国型は多くの自治体が採用している出題タイプです。

教養択一試験
  • 出題数・回答数:50問全問必須解答
  • 試験時間:120〜150分程度が一般的
  • 傾向:数的処理、社会科学、文章理解の順で出題数が多く、文章理解の中でも英文の出題数が多い
専門択一試験
  • 出題数・解答数:40問全問必須解答
  • 試験時間:120分程度が一般的
  • 傾向:経済学、行政法の出題数が多い

まず対策すべきなのは教養科目の判断推理と数的推理、時事・社会事情で、次いで英文、さらに次点で現代文、政治・法律、経済です。

専門科目は経済学を優先的に対策し、次いで行政法と憲法、民法、さらに次点で財政学、社会政策の順に対策しましょう。

教養科目でしっかりと得点できれば、まず足切りラインから脱することができます。

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出題傾向が国家一般職と類似しているため、併願も視野に入れてもいいかもしれませんね!

関東型

関東型は、関東甲信越と東海地方の一部で採用している出題タイプです。

教養択一試験
  • 出題数・回答数:50問中40問を選択解答
  • 試験時間:120〜150分程度
  • 傾向:社会科学と人文科学の出題数が多い
専門択一試験
  • 出題数・解答数:50問中40問を選択解答
  • 試験時間:120分程度
  • 傾向:経済学の出題数が圧倒的に多い

まず対策すべきなのは教養科目の時事・社会事情、判断推理で、次いで英文、数的推理です。

専門科目は、経済学が12問程度と試験中トップの出題数となっています。

ある程度余裕が出てきたら、民法や行政法も対策しましょう。

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専門科目で別に得意科目がある場合は、選択解答なので得意科目を優先するのも1つの手です。

中部・北陸型

中部・北陸型は、その名のとおり中部・北陸地方の自治体で多く採用されている出題タイプです。

教養択一試験
  • 出題数・回答数:50問全問必須解答
  • 試験時間:150分程度
  • 傾向:数的処理の他に、社会科学と人文科学の出題数が多い
専門択一試験
  • 出題数・解答数:50問中40問を選択解答
  • 試験時間:120分程度
  • 傾向:経済学、行政法、民法の出題数が多い

まず対策すべきなのは教養科目の判断推理で、次いで数的推理、英文です。

専門科目は、経済学が8問、行政法が8問程度、民法が7問程度と非常に出題数が多くなっているため、優先して対策しましょう。

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他の出題タイプと比べて憲法の出題数も少しだけ多いため、余裕があれば対策しておくことをおすすめします!

必要な勉強時間の目安は1,000〜1,500時間

地方上級試験に合格するのに必要な勉強時間は、およそ1,000〜1,500時間程度といわれています。

なぜこんなにも長い時間が必要なのかというと、試験科目の多さと出題範囲の広さが大きな要因です。

教養科目のみで受けられる試験と違い、難易度の高い専門科目があるため、効率的に対策しないと膨大な時間がかかってしまいます。

逆に言えば、効率的に勉強して最短で結果が出せれば、3ヶ月〜半年程度で十分に合格ラインに立てます。

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地方上級試験における各自治体の倍率を紹介

2024年の地方上級試験における、一般行政職の倍率を以下にまとめました。

自身が受験する際の参考にしてみてください。

北海道(一般行政A)2.3(専門試験型)
2.1(小論文試験型1回目)
1.8(小論文試験型2回目)
青森県(行政)1.9
岩手県(一般行政A・B)2.2(一般行政A)
3.7(一般行政B・先行実施枠)
宮城県(行政)3.5
秋田県(行政A)2.5
山形県(行政)1.4
6.4(先行実施枠)
福島県(行政事務)1.6
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倍率の高さは実施年によってまったく異なるため、あくまで参考程度に留めておきましょう。

地方上級の仕事内容を紹介

地方上級に合格すると、主に都道府県庁や政令指定都市等の区役所で勤務することになります。

主な仕事内容を以下にまとめました。

都道府県庁の仕事
  • 開発計画の策定
  • 治山・治水事業
  • 道路・河川・ダムなどの公共インフラの整備・管理
  • 環境問題への取り組み
  • 産業振興
  • 教育・社会福祉の水準維持
  • 国と市町村との関係調整
政令指定都市・特別区の仕事
  • 窓口業務
  • 福祉・子育て支援
  • 地域住民の健康管理に関する業務
  • 環境保全
  • 都市開発業務
  • 区内の各種施設の運営管理

都道府県庁では、都道府県内の広域的な行政を担い、市町村では対応が難しい大規模かつ専門的な行政サービスを請け負います。

政令指定都市や特別区の職員は、小中規模の自治体の市役所職員と比べ、より複雑で高度なサービスの提供を行います。

広範囲かつ大きな仕事を担いたいなら都道府県庁職員、地域に根づきながらも都市の発展を担っていきたいなら政令指定都市・特別区職員を目指すとよいでしょう。

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ちなみに、どちらで勤めることになっても異動はありますが、自治体をまたいでの異動はありません。

年収は一般企業と比べると高め

総務省によって発表された令和5年度における「地方公務員給与実態調査」によると、一般行政職の地方公務員の平均給与は以下のとおりでした。

平均給与月額(各種手当を含む)
  • 都道府県庁:407,064円
  • 政令指定都市:439,873円
  • 特別区(東京23区):420,681円
  • 市役所:402,039円

政令指定都市職員の方が、都道府県庁職員と比べて地域手当が倍以上あるため、結果として政令指定都市職員の給与が高くなっています。

特別区においては、基本給の20%が地域手当として支給されるのが特徴です。

地方上級で勤めることとなる都道府県庁・政令指定都市・特別区は、平均的な給与となる市役所職員に比べ、少し高く設定されていることがわかりますね。

平均月額給与×12ヶ月分とし、各種ボーナスを含めて計算すると、平均年収は以下のとおりです。

平均年収
  • 都道府県庁:約646万円
  • 政令指定都市:約696万円
  • 特別区(東京23区):約674万円
  • 市役所:約639万円

当然、全年齢層の平均値であるため、若手は20万円前後の月額給与になります。

しかし、勤続年数が上がるにつれて給与はどんどん上がるため、一般企業と比べて平均年収は高くなることが望めます。

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国税庁が公表している「民間給与実態統計調査」によると、一般企業における正社員の平均年収が約530万円となっているため、地方上級の方がだいぶ稼げることがわかりますね!

地方上級が難しすぎるといわれる理由とは?

地方上級が難しすぎるといわれる理由とは?

「地方上級は難しすぎる」といわれる背景には、さまざまな要素が絡んできます。

  • 試験範囲が広く難易度も高い
  • 長期間の勉強が必要で精神的にツラい
  • 競争率が高い

事前に何が大変なのかを理解しておくことで、対策の立て方も変わってくるでしょう。

試験範囲が広く難易度も高いから

地方上級の試験は、筆記試験で教養科目の他に専門科目も課されます。

全科目を対策するとなると、約30科目も勉強しなければなりません。

専門科目は今まで学校で習ってこなかった範囲だったり、専門的な知識が必要だったりするため、学習難度自体も高めです。

広範な知識と理解力が求められる点が、地方上級が難しすぎるといわれる最大の理由でしょう。

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詳しくは後述しますが、対策する科目を絞り、効率的に勉強することで、試験範囲のすべてを対策する必要はなくなります!

長期間の勉強が必要で精神的にツラくなるから

前述のとおり、一般的に地方上級に合格するなら約1,000〜1,500時間の勉強が必要だといわれています。

半年前から勉強するとしたら、必要な勉強時間は1日に約6時間、1年前から始めても約3時間必要となる計算です。

よほど高いモチベーションがない限り、毎日6時間も勉強するのは現実的ではありません。

多くの受験生は、勉強を続けるうちに精神的に参ってしまい、脱落していってしまいます。

単に勉強が大変なだけでなく、メンタルの管理も大変な点が、地方上級の難易度の高さにつながっているのでしょう。

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そうならないためにも、合格に必要な勉強時間を減らすための「効率的な対策法」を身につける必要があります。

競争率が高いから

地方上級の倍率を前章でご紹介しましたが、倍率の低い自治体もあれば、5倍以上の倍率となっている自治体も存在します。

そもそも地方上級を受験する受験生には優秀な方が多いですし、職業的にも人気であるため、どうしても競争率は高くなりがちです。

とはいえ、「民間企業に力を入れていて、公務員はあくまで併願のため」「記念に受験しておきたい」といった方も受験しているため、本来の倍率で言えばもう少し低くなるでしょう。

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倍率を気にするよりも、自分の今やるべきことに集中するのが合格へのカギとなります!

地方上級に合格した人が実践する対策法を解説

地方上級に合格した人が実践する対策法を解説

地方上級はたしかに合格が難しい試験ですが、それでも毎年多くの受験生が合格しているのも事実です。

合格する受験生に共通することは何なのか、どのような対策法を実践しているのかを知ることで、今よりも確実に合格へと近づけるでしょう。

本章でご紹介する対策法は、だれでも再現可能なことばかりですので、ぜひ取り入れてみてください。

配点の高い科目は8割取る勢いで挑む

地方上級試験で合格するためには、すべての科目を満遍なく対策するよりも、配点が高い科目に注力して高得点を狙うことが重要です。

配点の高い科目さえしっかりと得点できていれば、合格ラインに十分乗れます。

必要な勉強時間を減らすためにも、高配点の問題を8割正答する心構えで勉強することで、他の苦手科目や難易度の高い科目を補える得点が確保できます。

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高配点の問題は対策法が確立されている場合が多いので、意外にも対策しやすいという利点もありますね!

苦手&得点効率の悪い科目・分野は捨てる

約30科目もある中で、全科目を対策しようと思っても時間がまったく足りません。

出題数が少ない科目や、勉強対効果の薄い科目に注力しても、全体の得点は伸びなくなってしまいます。

だからこそ苦手意識があって時間がかかりそうな科目、配点の少ない科目は思い切って「捨て科目」にして、得点が伸ばせそうな科目に時間をかけるべきです。

自身の今の学力と目標とする点数を照らし合わせながら、どの科目を捨てるのかをしっかりと考えましょう。

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もし捨て科目の選び方に不安がある方は、以下の記事も参考にしてみてください!

過去問を中心にした勉強法を取り入れる

効率的な勉強法を実践するうえで1番大事なのが、「過去問→参考書→問題集」の順で勉強することです。

過去問を中心に取り組むことで、出題傾向や頻出テーマが見えてきますし、学習の優先度を正しく決められるようになります。

過去問で解けなかった(わからなかった)箇所は参考書を使って知識の補填をし、知識が付いたら問題集で応用力を高める、というプロセスをたどりましょう。

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点数が伸びない多くの受験生は、参考書から読み始めて知識をインプットするところから始めがちです。とても非効率な勉強法なので、必ず過去問から取り組みましょう!

モチベーションを高く保つ工夫をする

公務員試験の勉強は長丁場になるからこそ、モチベーションの維持が最大の課題になります。

モチベーションを維持するためにおすすめの方法は、以下の2つです。

  • SNSで勉強アカウントを作り、仲間同士で進捗を報告し合って切磋琢磨する
  • 進捗管理アプリを使って学習進度を可視化する

まずは現在地とゴールの距離を明確にするためにも、学習初期に月ごとの目標を設定しましょう。

「今何が足りていないのか」「足りないものを補うために何をすべきなのか」がわかれば、進捗も管理しやすくなります。

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「どれだけ本気で公務員になりたいか」という熱意がモチベーションにもつながりますので、今一度なぜ公務員になりたいのかを掘り下げてみるのもよいでしょう!面接対策の自己分析にも使えますしね!

まとめ

地方上級試験は、難しすぎるといわれるだけの理由が存在します。

しかし、正しい情報と戦略を持って対策を進めれば、決して超えられない壁ではありません。

最後に、この記事の重要ポイントを整理しておきましょう。

  • 実施される地域ごとに「全国型」「関東型」「中部・北陸型」と出題形式が異なる
  • 得点源に集中して捨て科目を作る勇気を持つ
  • 過去問を活用して、わからない部分を参考書で補い、問題集で応用力を付けるという順番で学習する

自信が持てないときほど、正しい方向に努力できているかを見直すことが重要です。

もし1人だと正しい努力ができているか不安になってしまう場合は、低価格ながらも質の高いサポートで合格に導くオンラインスクール「公務員バディ」の受講も検討してみてはいかがでしょうか。

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