市役所の面接試験が近づくほど、何を聞かれるのか不安が大きくなりますよね。
実は市役所面接で聞かれる質問には、明確な型があります。
この記事のテーマは、定番質問の回答の型、面接官が見ている評価軸、陥りがちなNG回答とその直し方です。
いずれもコム大の面接対策セミナーで蓄積してきた知見がもとになっています。
一次試験を通過し、本番までに自分の回答を仕上げたい学生・既卒どちらの受験生にも使える内容です。
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市役所面接で聞かれる質問の全体像
市役所の二次面接で聞かれる質問は、大きく4種類に整理できます。
- 志望動機や自己PRなどの定番質問
- 「都道府県でなくこの市」を掘り下げる市役所ならではの質問
- 評価を下げるNG回答のパターン
- 面接官が実際に見ている評価軸
この記事は、その4つを順番に確認しながら、自分の回答を組み立てられる構成にしています。
先に結論だけ知りたい方は、次の見出しから読み進めてください。
逆に、自分の回答に自信が持てない方は、NG回答の見出しから先に読むと弱点が見つかりやすくなります。
コム大の面接対策セミナーでは、受験生が実際につまずくポイントをもとに指導しています。
その現場の知見をもとに、本番でそのまま使える形に整理しました。



定番質問と回答の型
市役所面接で毎年ほぼ必ず聞かれる質問は、次の6つです。
- 志望動機
- 自治体を選んだ理由
- 自己PR
- 学生時代に力を入れたこと
- 採用後にやりたい仕事
- 気になるニュース
コム大の面接対策セミナーでは、この6問について「NGな答え方」と「合格レベルの答え方」を比較しながら指導しています。
以下では、それぞれの質問の意図と回答の型を順番に見ていきます。
公務員を志望する理由の答え方
面接官がこの質問で見ているのは、公務員という働き方への理解度です。
「安定しているから」だけで終わる回答は、印象に残りません。
コム大の指導現場では、安定志向そのものを否定する必要はないとしています。
そのうえで終わらせず「どんな仕事で誰の役に立ちたいか」まで具体化するよう伝えています。
特別な経験がなくても構いません。
面接官が見ているのは、当たり前の内容を自分の言葉で自信を持って話せるかどうかだからです。
学生でも既卒でも、志望理由の組み立て方は同じです。
アルバイトや授業で感じた課題意識など、身近な経験から書き出してみてください。
この市役所を選んだ理由の答え方
この質問は、併願先ではなくこの自治体を選ぶ理由を確認するためのものです。
コム大の面接対策セミナーでは、「他の自治体も受験しているか」を聞かれた場合の回答例を紹介しています。
「志望はしていますが、全部合格したら地元を選びます」のような答え方
この市への熱意が伝わりにくい回答として扱われています。
他市も受けていることを正直に認めた上で、携わりたい事業や政策名を挙げて第一志望である理由を明確にする
合格した場合は速やかに他の受験先の辞退手続きを行うという一言も、誠実さを示す型のひとつです。
自己PRの伝え方
自己PRで避けたいのは、特殊なエピソードで差をつけようとすることです。
面接官が見ているのは、目立つ経験の有無ではありません。
当たり前の内容を一貫して自信を持って話せるかどうかだと、コム大の面接指導でも重視されています。
コム大の添削指導では、「様々な工夫をした」「たくさんコミュニケーションを取った」のような曖昧な言葉を避けます。
具体的な行動と結果に置き換えることが目的です。
特別な実績がなくても、日常のアルバイトや部活動の経験で十分でしょう。
大切なのは、エピソードの大きさではなく、話し方の一貫性と自信です。
学生時代に力を入れたことの話し方
「学生時代に力を入れたこと」で専攻や前職の経験を聞かれると、直接関係のない仕事だと弱いのではと不安になる人が多いです。
コム大の面接対策セミナーでは、専攻や前職の内容そのものではなく、培った過程のスキルに焦点を当てるよう指導しています。
たとえば、多様な意見をすり合わせた調整力や、客観的なデータを見て判断する習慣などです。
「新しい業務知識を全力で学びます」という言い切りだけで終わる回答は、根拠が薄いNG例として扱われています。
経験の中身ではなく、そこで得た力を仕事にどうつなげるかを具体的に語ることが重要です。
採用後にやりたい仕事の答え方
「配属されたらどうしますか」という質問は、希望通りにいかない状況への向き合い方を確認するものです。
コム大の指導では、希望しない部署に配属された場合の回答例が評価される型として紹介されています。
「少し残念ですが頑張ります」のような消極的な言い回し
「その部署の課題に全力で貢献する」という前向きな姿勢を示す回答
気になるニュースへの答え方
気になるニュースを聞かれる質問は、時事への関心と自治体行政への当事者意識を確認するためのものです。
芸能ニュースよりも、自治体の政策や地域の課題に関するニュースを選ぶ方が、志望理由との一貫性が出やすくなります。
ニュースの内容を紹介するだけで終わらせず、それに対して自分がどう考えるかまで話せるように準備しておきましょう。
ここで紹介した型以外にも、より多くの質問パターンを確認したい場合は「公務員試験の面接で聞かれやすい質問例&回答例50選」も参考にしてください。



市役所ならではの深掘り質問
市役所の面接では、都道府県庁ではなく市役所を選んだ理由を深掘りされることがあります。
近隣の他市ではなくこの市を選んだ理由も同様です。
これは他の公務員試験対策記事ではあまり掘り下げられない、市役所面接ならではの論点です。
都道府県庁との違いを聞かれた場合は、住民との距離の近さや、生活に直結する現場の仕事という方向性で答えましょう。
志望理由に一貫性が出やすくなります。
他市との違いを聞かれた場合は、その市が力を入れている政策や事業、地域の特色を自分なりに調べておくことが大切です。
そのうえで、なぜその取り組みに関わりたいのかを具体的に語りましょう。
併願先がある場合の答え方に迷う人は、「公務員試験 面接 併願 答え方」もあわせて確認しておくと整理しやすくなります。
どちらの質問も、付け焼き刃の暗記では答えに深みが出ません。
自治体の広報誌やホームページ、可能であれば説明会や現地の様子から得た情報をもとに、自分の言葉でまとめておきましょう。



NG回答とその改善ポイント
NG回答には共通するパターンがあります。
まず、主観的には具体的に答えたつもりでも、第三者から見ると抽象的なままという罠です。
コム大の面接対策セミナーでは、自分では気づきにくいこの抽象化を、第三者目線でのチェックが必要な理由として指摘しています。
たとえば「理不尽なクレームにどう対応するか」という質問への回答例で考えてみましょう。
「感情的にならず制度やルールを説明し、納得してもらえるまで説得し続けます」
説得の姿勢だけで終わっているためNG例です。
改善例では、こう答える流れが紹介されています。
「まず相手の話に耳を傾けて背景を理解し、その上で組織のルールに基づいて説明し、一人で抱え込まずチームと共有して再発防止に努める」
相手への理解、組織としての対応、再発防止という3段階が入ることで、行政職としての姿勢が伝わります。
このほか、突発的な質問への弱さや、論理的な矛盾も、一人での対策では気づきにくい落とし穴です。
話す時の癖(無意識のうなずきなど)も同様に挙げられています。
一人で練習していると気づけない癖ほど、本番で目立つものです。



面接官が見ている評価軸
評価シートの6項目
面接官がどんな軸で評価しているかを知ると、対策の的が絞りやすくなります。
コム大の面接対策セミナーが明かしているのは、面接対策の講師でも評価シートを見たことがある人は多くないという実情です。
そのうえで、その評価シートの中身を紹介しています。
評価シートの冒頭にあるのは受験番号などの欄です。
面接官は受験者ごとに6項目を判定します。
「積極性・社会性・信頼感・経験学習力・自己統制・コミュニケーション力」を、優・普通・劣っているの3段階で判定していく形式です。
この6項目は、特別な経験の有無ではなく、日々の受け答えの姿勢から判断できる項目がほとんどです。
面接官は、限られた時間で何十人もの受験者と向き合うため、書類の第一印象が評価の入り口になりやすいと考えられています。
コム大の面接対策セミナーでは、1日に8人の面接練習を担当した経験が紹介されています。
面接カードの1行目でおおよその印象が決まりやすいという実感です。
配点比率の実情
配点の重みは、自治体によって差があるのが実情です。
コム大の講座で紹介された兵庫県庁の例では、筆記試験が合わせて150点満点程度とされています。
面接試験の配点は300点から450点程度とされ、単純計算すると筆記の2〜3倍前後になる可能性があるとされています。
これはあくまで兵庫県庁という一つの自治体・一時点の例です。
配点比率は自治体や年度によって異なるため、実際の配点は志望先の最新の募集要項で必ず確認してください。
面接の配点比重を高める自治体が増えているという声も、コム大の講座では紹介されています。
評価シートの各項目をもっと詳しく知りたい方は、「【公務員試験の面接】評価基準を知れば対策できる!」で加点項目やA評価を取る方法を確認できます。
面接官が見ているのは、特別なエピソードではなく、当たり前の内容を自信を持って一貫して話せるかどうかです。
評価軸を知った上で準備すれば、何を伝えるべきかが具体的に見えてきます。



面接タイプ別の対策ポイント
市役所の面接試験には、個別面接だけでなく、集団面接やグループディスカッション形式を取り入れている自治体もあります。
個別面接は、1人の受験者にじっくり時間を使って深掘りされるため、志望動機や自己PRの一貫性が特に問われます。
集団面接は、他の受験者と並んで同じ質問に答える形式です。
自分の回答の長さや、他の受験者の話を聞く姿勢も見られやすくなります。
集団面接の具体的な聞かれ方や対策法は、「公務員試験の集団面接とは?」で詳しく解説しています。
グループディスカッションは、結論を出すことよりも、意見の出し方や周囲との関わり方が評価の対象になりやすい形式です。
自治体によって実施する面接形式や回数は異なるため、志望先の募集要項で事前に確認しておくことが大切です。



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面接直前の準備の進め方
面接直前の準備で最も重要なのは、面接カードの作り込みです。
先ほど触れた通り、面接カードは第一印象を左右しやすいため、結論を最初に書く演繹的な書き方が基本です。
コム大の面接対策セミナーでは、上手な面接カードほど核心をぼかして「フック」を残すとも紹介されています。
限られた文字数の中で全てを説明しきらず、面接官が「そこをもっと聞きたい」と思うキーワードを残しておく考え方です。
そうすることで、想定していた質問に誘導しやすくなります。
添削の具体例として、「様々な工夫をして売上に貢献した」という曖昧な書き方を直す指導が紹介されています。
「様々な工夫をして売上に貢献した」という曖昧な書き方
「出席率の課題に対して2名の講師と連絡指導の仕組みを自作し、3ヶ月で出席率を15%改善した」のように、数値と行動を入れる形です。
面接カードの書き方をさらに詳しく知りたい方は、「公務員試験は面接カードで差を付けろ!」も参考にしてください。
練習量については、独学の場合も予備校に通っている場合も、本番までに十分な練習機会を確保できなかったという声が聞かれます。
早めに模擬面接の予定を組んでおくことが、直前になって焦らないためのポイントです。
既卒や浪人期間がある場合は、その期間どう過ごしていたかを深掘りされやすい傾向があります。
アルバイトや勉強の内容を素直に、当たり前のこととして自信を持って話す準備をしておくと安心です。
学生の場合は、授業やゼミ、部活動など、身近な経験から準備を進めれば問題ありません。



まとめ
市役所面接で聞かれる質問には、定番質問、市役所ならではの深掘り質問、面接官の評価軸という3つの軸があります。
特別なエピソードがなくても、当たり前の内容を自分の言葉で、自信を持って一貫して話せれば、十分に評価されます。
一人での対策では、抽象的な回答や話す時の癖に自分では気づきにくいものです。



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