公務員試験の面接では、「緊張してしまって思うような結果が残せなかった…」と思う方も多いです。そして、「緊張しないための対処法を知りたい」と考える方もいると思います。
しかし、面接で緊張することは悪いことなのでしょうか?また、緊張したことが原因で面接に落ちることはあるのでしょうか?
今回は、公務員試験の面接で緊張すると落ちるのかどうかや緊張しても問題ない理由、緊張への対処法などを解説します。この記事を読むことで、公務員試験の面接での緊張が合否にどう影響するかを理解でき、面接合格に繋げられるでしょう。

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公務員試験の面接で緊張すると落ちる?


結論から言うと、面接中に緊張したことが原因で落ちるということはありません。初めての環境や複数の面接官を前にすれば、多くの受験者が緊張するのは当然です。
面接官も、受験者が緊張しやすい状況であることを理解しています。そのため、面接で緊張して思い通りの回答や立ち振る舞いができなくても、問題ないことを理解しておきましょう。



「面接で緊張したら落ちる」と考えている方ほど、余計に緊張して自分の魅力を伝えきれていない可能性が高いです!
受験者の大半は緊張しているのが現実
公務員試験の面接で緊張することを心配している方の中には、「自分だけが緊張して魅力を伝えられず、不合格になったらどうしよう」と感じている方もいると思います。ただ、面接試験受験者の大半は、緊張しているのが現実です。
冷静に考えればわかる通り、公務員試験の面接では緊張しやすい要素が揃っています。
- 堅苦しい雰囲気で複数の面接官に評価される立場
- 突発的な質問が来たり圧迫面接だったりすることがある
- 面接で落ちたら来年また同じ試験を受けなければいけないプレッシャー
このような状況下では、誰でも緊張します。特に、試験にかける想いが強ければ強いほど、緊張してしまいやすいことを理解しておきましょう。



他の受験者も自分と同じように緊張しているとわかれば、少しはマシになるという方もいると思います!
面接がボロボロでも受かった例はたくさんある
緊張したことが原因で面接がボロボロだったとしても、受かった例はたくさんあります。面接官は、受験者の本質を見抜くために質問だけでなく、身だしなみやマナー、姿勢なども評価しています。
「面接がボロボロだった」と感じる受験者の多くは、「緊張して質問に対して的確な回答ができなかったから」ということを理由にしている方が多いです。回答も重要ですが、他の部分で好印象を与えられていれば、十分に受かる可能性があることを理解しておきましょう。



公務員試験の面接がボロボロでも受かる可能性があることについて詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください!


公務員試験の面接で緊張しても問題ない理由


公務員試験の面接では、緊張しても問題ありません。なぜなら、面接官は受験者が緊張することを悪いことだとは思っていないからです。
むしろ、緊張を隠そうとせず「少し緊張していますが、精一杯頑張ります」と素直に伝えることで、誠実な印象を与えることもあります。
また、面接官が評価しているのは「緊張しているかどうか」ではありません。受験者の回答や立ち振る舞いから「内容の一貫性」や「誠実性」、「公務員適性」などを評価しています。
そのため、面接で緊張しないようにすることよりも、緊張しながらでも自分の魅力を伝えられるように準備しておくことが大切です。



面接の結果次第で受験者の将来が決まるため、面接官も緊張しているんです!
公務員試験の面接に受かる人と落ちる人の違い


公務員試験の面接に受かる人と落ちる人には、それぞれに特徴があります。受かる人の特徴に当てはまることができれば、面接の合格率を高められるでしょう。
反対に、落ちる人の特徴に当てはまっている場合、不合格となる可能性が高いため注意が必要です。
公務員試験の面接で受かる人と落ちる人の違いとしては、以下を参考にしてください。
面接に受かる人の特徴をひとことで言えば、「面接に対して準備をしてきており、軸があって公務員適性がある人」とも言えるでしょう。また、落ちる人の特徴はその逆とも言えます。
面接に受かる人の特徴に当てはまるかどうかは、事前にどれだけ準備できたかにかかっています。たとえ緊張していても、準備をしてきていれば面接官に熱意が伝わるでしょう。



公務員試験の面接で受かる人と落ちる人の特徴について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください!


面接官に「緊張していますか?」と聞かれたらどうする?


「緊張していますか?」という質問に対しては、以下の2つを理解しておきましょう。
- 「緊張していますか?」と聞く理由
- 「緊張していますか?」に対する正しい答え方
突然、緊張の有無を聞かれたら「緊張していると答えたら落とされるのではないか?」と不安に感じるかもしれません。しかし、以上2つを理解していれば、面接官からの質問に適切な回答や立ち振る舞いができるでしょう。



「緊張していますか?」という問いに対する回答は人それぞれであり、正解があるわけではないんです!
「緊張していますか?」と聞く理由
公務員試験の面接で「緊張していますか?」と聞く理由は、受験者を安心させる目的であることがほとんどです。多くの受験者は、慣れない雰囲気や複数の面接官を前にすると自然と緊張します。
面接官もそれを理解しているため、緊張しているかどうかを質問することで、余計なプレッシャーを与えないようにしています。
あえてこの質問をすることで、「緊張しているのは普通のことです」というメッセージを伝えているのです。



質問の意図を理解していれば、余計な緊張をせずに済むでしょう!
「緊張していますか?」に対する正しい答え方
「緊張していますか?」に対する正しい答え方は、正直に答えることです。緊張している場合は、素直に緊張していることを伝えましょう。具体的な回答例は、以下の通りです。
「はい、少し緊張していますが、深呼吸して落ち着くようにしています。」
正直に答えるだけでも良いですが、前向きな言葉や緊張したときの対策を伝えることで、誠実性や冷静さをアピールできます。また、緊張していると伝えることで、ミスしてしまった場合でも多めに見てもらえるケースもあるため、正直に緊張していると伝えましょう。



緊張していない場合は、なぜ緊張していないのかも伝えられるとベストです!
【場面別】公務員試験の面接における緊張への対処法


公務員試験の面接で緊張を緩和したいという方は、緊張への対処法を試してみるのがおすすめです。ただ、時期によってもおすすめの対処法は異なります。
- 面接の数週間から数ヶ月前
- 面接前日から数日前
- 面接開始から面接終了まで
面接までの期間が長いほど、対策に時間がかかります。また、根本的な対策から表面的な対策まで様々あるため、根本的なものから先に対策しましょう。



紹介する内容以外にも、自分なりに緊張しづらい方法があれば対策しておくことをおすすめします!
面接の数週間から数ヶ月前
面接の数週間前から数か月における緊張への対策としては、以下の3つが挙げられます。
- 面接で聞かれやすい質問と回答例を用意する
- 模擬面接で面接の雰囲気に慣れておく
- 緊張したときの対処法を考えておく
これらは、すぐに効果が出るものではなく、身に付くまでに時間と労力がかかります。可能ならば、筆記試験と並行して対策を進めるのがおすすめです。



これらの対策は根本的な対策となるため、面接の基盤がしっかりします!
面接で聞かれやすい質問と回答例を用意する
面接で聞かれやすい質問と回答例を用意しておくことで、様々な質問に対してスムーズに答えられます。面接で聞かれやすい質問は、以下の通りです。
- 志望動機
- 自己PR
- 学生時代に頑張ったこと
- 長所と短所
- 採用されたらやってみたいこと
また、回答する際には「PREP法」を用いるのがおすすめです。PREP法とは、結論から始め、理由や具体例を用いて簡潔にわかりやすく伝える方法です。詳細に関しては、以下を参考にしてください。
- P→結論(Point)
- R→理由(Reason)
- E→具体例(Example)
- P→結論(Point)
PREP法を意識して各質問に対する回答を考えておくことで、簡潔かつわかりやすい回答ができるでしょう。



公務員試験の面接における質問と回答例は、以下の記事を参考にしてください!


模擬面接で面接の雰囲気に慣れておく
面接で緊張しないようにするためには、模擬面接で面接の雰囲気に慣れておきましょう。模擬面接とは、実際の面接のように面接官役と受験者役とに分かれて行う実戦形式の練習です。
始めは、模擬面接でも緊張しますが、繰り返すことで徐々に雰囲気に慣れていきます。緊張に慣れておけば本番で実力を出せるだけでなく、仮に緊張しても緊張した中で自分なりの魅力を伝えられるようになるでしょう。



模擬面接では、色々な方と行って様々な視点から評価してもらうことが大切です!
緊張したときの対処法を考えておく
公務員試験の面接では、緊張したときの対処法を考えておくことも大切です。どれだけ対策していても、緊張するかどうかは本番になってみなければわかりません。
緊張したときの対処法を考えておけば、緊張を和らげられるだけでなく、緊張してもパニックにならずに済む可能性が高いです。
具体的には、深呼吸で心拍数を整えたり、言葉に詰まった時のリカバリーフレーズを考えたりしておくのがおすすめです。



どうすれば緊張が和らぐか、模擬面接などで色々な方法を試してみましょう!
面接前日から数日前
面接の前日から数日前における緊張への対策としては、以下の3つが挙げられます。
- 試験会場までのルートや所要時間を確認しておく
- 普段通りの生活を心掛ける
- 面接成功をイメージしてメンタルトレーニングをする
一見、緊張とは関係ないように感じますが、心を落ち着かせるという意味でも重要です。試験直前になって焦ることのないように、おすすめの対処法を理解しておきましょう。



面接直前に焦ると、本番まで焦りの気持ちが続き、緊張に繋がってしまうんです!
試験会場までのルートや所要時間を確認しておく
面接の前日から数日前には、試験会場までのルートや所要時間を確認しておくのがおすすめです。これらを確認しておかなければ、当日に迷ったり慌てたりすることで、面接に対する集中力を欠く原因となります。
可能であれば、面接の前日から数日前に実際のルートで会場まで行ってみるのがおすすめです。また、万が一に備えて、代替ルートも考えておくことで、安心して当日を迎えられるでしょう。



初めて訪れる場所だと、迷ってしまうことも多いため確認しておくのがおすすめです!
普段通りの生活を心掛ける
面接の前日から数日前には「特別な準備をしなければ」と考えがちですが、普段通りの生活を心掛けることが一番の緊張対策となります。数日前から気合を入れすぎてしまい、睡眠不足や食生活が乱れると、当日のパフォーマンスを低下させる可能性が高いです。
また、願掛けをしても良いですが、できる限り普段通りの生活リズムを崩さないようにしましょう。普段と異なる生活をすると、体調を崩す可能性も高まるため注意が必要です。



特別なことをする場合は、面接終了後の楽しみに取っておくのも1つの手です!
面接成功をイメージしてメンタルトレーニングをする
面接の前日から数日前には、面接成功をイメージしてメンタルトレーニングをすることも大切です。メンタルトレーニングを疎かにする方もいますが、良いイメージができていれば安心して面接に臨むことができ、緊張もしづらくなります。
ただ、メンタルトレーニングは、「緊張をなくすため」ではなく「緊張をコントロールするため」の方法です。そのことを理解した上で、面接数日前から継続して行いましょう。



面接で上手くいっているイメージやポジティブな自己暗示だけでも効果があります!
面接開始から面接終了まで
面接開始から面接終了までにおける緊張への対策としては、以下の5つが挙げられます。
- 「緊張したくない」と思わないようにする
- 一度大きく深呼吸する
- 面接官の目ではなく鼻辺りを見る
- 緊張していることを素直に伝える
- 姿勢や表情で好印象を与える
面接開始から面接終了までの緊張対策では、時間をかけて対策できるものよりも、即効性のある対策を行うのがおすすめです。知っていればできるもののため、不安な方は必ず確認しておきましょう。



試験本番では、少しのテクニックで緊張を和らげることもできるんです!
「緊張したくない」と思わないようにする
面接開始から面接終了までは、「緊張したくない」と思わないようにすることが大切です。面接本番で「緊張したくない」や「落ち着かなきゃ」と強く意識すればするほど、かえって緊張感が高まってしまいます。
また、記事の前半でも解説した通り、他の受験者も同じように緊張しています。場合によっては、面接官も緊張していることも考えられるでしょう。
そのため、「緊張したくない」と考えるのではなく、「少し緊張しているくらいが緊張感を持って臨めて良い」と考えるようにしましょう。



強く意識すればするほど、かえって意識してしまうのは「シロクマ効果」とも呼ばれているんです!
一度大きく深呼吸する
面接開始から面接終了までは、一度大きく深呼吸することで緊張を和らげられるでしょう。呼吸を整えることで心拍数が安定し、緊張による声の震えやパニックを抑えやすくなります。
面接室に入ってからだとすぐに面接が始まってしまうため、部屋に入る前や控室などで行うことをおすすめします。



4秒かけて鼻から息を吸い、6秒かけて口からゆっくり吐くのがおすすめです!
面接官の目ではなく鼻辺りを見る
面接開始から面接終了までは、面接官の目ではなく鼻辺りを見て話すことで、緊張を和らげることが可能です。面接官の目を見て話すことは重要ですが、「ずっと目を見ていると緊張してしまう」という方も多いと思います。
しかし、面接官の目ではなく鼻辺りを見ると、視線をそらさず話しているような印象を与えられるためおすすめです。さらに、常に一点を見続けるのではなく、話の区切りごとに面接官全体に軽く視線を巡らせると、会話のテンポが自然になり好印象を与えられるでしょう。



模擬面接を繰り返しても緊張してしまう方は、この方法で解決できるかもしれません!
緊張していることを素直に伝える
面接開始から面接終了までは、緊張していることを素直に伝えることで対策するのもおすすめです。タイミングとしては、緊張して言葉に詰まってしまった時などに伝えましょう。
例えば「申し訳ございません。緊張して内容を忘れてしまったため、少し考える時間をいただいてもよろしいでしょうか?」のように、丁寧な言い回しが大切です。
また、緊張を素直に言葉にすることで、心理的な負担が軽くなり、結果的に落ち着いて話しやすくなるでしょう。



丁寧に伝えられれば、かえって好印象を与えられる可能性も高いです!
姿勢や表情で好印象を与える
面接開始から面接終了までは、姿勢や表情で好印象を与えることも大切です。公務員試験の面接では、話す内容だけでなく姿勢や表情といった非言語的な印象も重視されます。
緊張していると表情が硬くなりがちですが、意識次第で第一印象を大きく改善することが可能です。そのことを忘れずに、緊張しても姿勢や表情は常に意識しておきましょう。



姿勢や表情が硬くなると、暗い印象を与える恐れがあるため注意が必要です!
公務員試験の面接に関するよくある質問
公務員試験の面接に関するよくある質問として以下にまとめたので、気になる方は参考にしてください。
まとめ
公務員試験の面接で緊張するのは、珍しくも悪いことでもありません。緊張に関して事前に対策し、実践することで緊張しやすい方でも面接を成功させられるでしょう。
公務員試験の面接での緊張について、覚えておくべきポイントを以下にまとめました。
- 面接で緊張したからといって落ちるわけではない
- 受験者の大半は緊張している
- 受かる人と落ちる人の特徴には、緊張しているかどうかは含まれていない
- 「緊張していますか?」と質問するのは、受験者を安心させる目的のため
- 緊張への対処法は、面接までの期間で異なる
ここまでを読んでも、公務員試験の面接に不安を感じている方は「公務員バディ」を活用しましょう。公務員バディは、公務員試験合格に特化したオンラインスクールです。オンラインで手軽に面接対策できるため、まずは公式LINEを追加して無料のガイドブックを手に入れましょう。
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