公務員試験に合格するためには、筆記・面接試験共に試験管への第一印象が重要です。第一印象を判断するものとして、表情や言葉遣い、服装、立ち振る舞いなどが見られます。
中でも、服装は受験者の印象を決定付けやすい要因であり、非常に重要な要素の1つです。
今回は、公務員試験における筆記・面接試験などに適した服装やアイテム別のポイントなどを解説します。適した服装で臨むことで、好印象を与えた状態から試験をスタートできるでしょう。

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公務員試験の服装は私服でも問題ない?


公務員試験の私服での受験は、試験内容によっては問題ないと言えます。特に、一次試験は試験官からの第一印象ではなく、筆記試験の成績によって合否が判断されているため、気にしすぎる必要はありません。
実際、多くの受験者が私服で試験会場に来ています。ただ、あまりにも派手な服装や試験に相応しくない服装は、悪い意味で試験官の印象に残ってしまうため注意しましょう。
それでも服装に悩んでしまう方は、スーツを着ていくのがおすすめです。私服の受験者がいる一方で、スーツを着ている受験者も多く、TPOも踏まえた服装になります。



一次試験は私服で問題ありませんが、私服の中でもどんな私服が適しているかは理解しておかなければいけません!
【試験内容別】公務員試験に適した服装


公務員試験に適した服装は、「一次(筆記)試験」と「二次(面接)試験」によって異なります。試験内容に合わせて適した服装で受験することで、試験に集中しつつ試験官にも好印象を与えられます。
前提として、基本的にスーツを着ていれば悪目立ちすることはありません。しかし、スーツにも着こなし方や注意点があるため、社会人として最低限の着こなしのマナーは理解しておくことが大切です。



試験内容別だけでなく、男女別にも適した服装を解説します!
一次(筆記)試験の服装
前述した通り、一次(筆記)試験の服装は私服でも問題ありません。ただ、一次(筆記)試験会場は、着席位置によって室温に差が出ることがあり、寒い場合や暑い場合があるため注意が必要です。
国家一般職試験の試験案内にも、以下のように記載されています。


服装を気にしすぎて試験に集中できないとなるのは本末転倒のため、自分が一番集中しやすい服装で臨むことが大切です。



一次(筆記)試験では、体温調節しやすい服装がおすすめです!
男性におすすめな服装
一次(筆記)試験で男性におすすめな服装は、オフィスカジュアルを意識した服装です。オフィスカジュアルとは、スーツほど堅い服装ではないが、私服ほどカジュアルすぎない服装です。
具体的には、トップスにシャツやポロシャツ、ボトムスにチノパンやジャケパンなどがおすすめです。色も、白やグレー、黒など落ち着いた印象を与えるものにしましょう。
また、寒暖差にも対応できるようにカーディガンやジャケットなどを羽織るのがおすすめです。
女性におすすめな服装
一次(筆記)試験で女性におすすめな服装は、男性と同様の服装です。女性の場合も、派手な色合いを避け、落ち着いた印象を与えるものがおすすめです。
また、胸元が空いているものなど、露出の多い服装は避けましょう。パンツではなくスカートでも問題ありませんが、丈が短すぎるものは相応しくないため避けるのが無難です。
ピアスやネックレスなども、基本的には着用しないことをおすすめします。
二次(面接)試験の服装
二次(面接)試験では、基本的にスーツで受験するのがおすすめです。前提として、一次(筆記)試験・二次(面接)試験共に、服装で合否が決まるということはありません。
しかし、二次(面接)試験では面接官にどれだけ好印象を与えられるかが重要であり、服装は第一印象を決めるためにも非常に重要な項目です。
特に、二次(面接)試験は15分から30分程度しか時間がない場合も多く、少ない情報の中でどれだけ好印象を与えられるかが勝負となります。



スーツを着れば良いというだけでなく、スーツの着こなし方や注意点なども理解しておくことが大切です!
男性におすすめな服装
二次(面接)試験で男性におすすめな服装は、リクルートスーツです。リクルートスーツに明確な定義はありませんが、一般的に就活用のスーツであり、黒や濃紺などの落ち着いた雰囲気のあるものとされています。ビジネススーツでも問題ありませんが、派手な色は避けるのが無難です。
二次(面接)試験の服装では、以下を意識することで清潔感のある印象を与えられます。
- スーツは黒・濃紺・グレーなどのダーク系無地を選ぶ
- サイズ感が体に合っているものにする
- シャツは白の無地を着る
- ネクタイはシンプルな柄で落ち着いた色味を選ぶ
- 髪型は短く清潔感のあるスタイルに整える
- 靴や靴下は黒や紺などの目立たない色にする
- ヒゲは剃るまたはきれいに整える
- カバンは黒や紺のシンプルなビジネスバッグを使用する
二次(面接)試験によっては、受験先から服装を指定される場合もあります。服装を指定された場合には、指定内容に沿った服装で試験に臨みましょう。
また、二次(面接)試験が夏に行われる場合「クールビズで」と言われることも多いです。クールビズの場合は、ネクタイやジャケットを着用せず、ワイシャツで問題ありません。
女性におすすめな服装
二次(面接)試験で女性におすすめな服装は、男性と同様にリクルートスーツやビジネススーツがおすすめです。
基本的な内容や意識すべきポイントは男性と変わりませんが、スカートの丈には注意しましょう。目安としては、立ち上がった時に膝にかかる程度の長さが推奨されます。
また、髪型やメイクなどにも注意が必要です。女性ならではの服装やその他の意識すべきポイントとしては、以下を参考にしてください。
- スカートの丈は膝が少し隠れる程度にする
- シャツやブラウスは白無地を選ぶ
- ストッキングはベージュ系で伝線のないものを着用
- 靴は黒のプレーンなパンプス(ヒール3〜5cm程度)を選ぶ
- 髪型はまとめるか、顔にかからないように縛る
- メイクはナチュラルにまとめる
- アクセサリーは基本的に付けない
男性同様に、クールビズの場合はジャケットを着る必要はありません。パンツやスカートにシャツのみで試験に臨みましょう。
【属性別】公務員試験に適した服装


公務員試験の服装で迷った時には、受験者の属性別に適した服装を選ぶのもおすすめです。受験者の主な属性としては、以下の3つに分けられます。
- 高校生
- 大学生
- 社会人
リクルートスーツを持っていれば、服装で悩んだり試験官に対して悪印象を与えたりする可能性は低いです。しかし「リクルートスーツをすぐに用意できない」という方は、属性ごとに適した服装について理解しておきましょう。



特に、高校生や社会人の方はリクルートスーツ以外でも代替可能です!
高校生は学生服でも問題ない
現役高校生が公務員試験を受験する場合、学生服の着用で問題ありません。 特に、面接試験では「正装」として学生服が自然な服装と見なされるため、無理にスーツを用意する必要はありません。
ただし、学生服であってもだらしない印象にならないように、シャツのシワや汚れ、ボタンの外れ、靴の汚れなどは事前にチェックしておくことが重要です。
また、高校生でも社会人になることを踏まえ、髪型や靴下など細かい部分にも気を配り「人前に出る場」であることを意識した身だしなみを心がけましょう。



もちろんリクルートスーツでも良いですが、就職後にビジネススーツを購入する場合が多いため、経済的にも学生服がおすすめです!
大学生はリクルートスーツがおすすめ
大学生が公務員試験を受ける際は、リクルートスーツの着用がおすすめです。ただ、すぐにリクルートスーツを用意できない場合、一次試験は私服でも問題ありません。二次試験の面接では、リクルートスーツを着用するのが一般的なため、面接までに用意しておきましょう。
また、リクルートスーツは、就職活動と同様に清潔感・誠実さ・落ち着きといった第一印象が重視されるため、黒や濃紺などのダークカラーで無地のスーツが好まれます。
シャツは白無地が基本で、ネクタイやパンプスも控えめな色・デザインを選ぶことで、全体として落ち着いた印象になります。スーツを着慣れていない場合は、事前に一度着て鏡で全身をチェックし、サイズ感や着こなしに違和感がないか確認しておくことも大切です。



スーツの着こなし方に関しては、記事の前半で解説した内容を参考にしましょう!
社会人はビジネススーツがおすすめ
社会人経験のある受験者には、ビジネススーツの着用をおすすめします。採用面接だからといって、無理にリクルートスーツを用意する必要はありません。ただ、ビジネススーツを選ぶ際にも、黒や濃紺、グレーといった落ち着いたトーンの無地を選びましょう。
また、ネクタイやシャツ、靴、バッグなどの小物類も派手になりすぎないよう配慮しましょう。ビジネスマナーが身に付いているかどうかは、面接での評価ポイントの一つです。
だからこそ「社会人としての常識が身に付いている」ということを服装からも伝えることが大切です。



時計なども採用試験に相応しいものが適切であり、派手なものや高価すぎるものは避けましょう!
面接試験で服装が「指定無し」の場合はどうする?


面接試験で服装が「指定無し」の場合、基本的にはスーツを着用するのが無難です。公務員試験の面接はあくまで正式な選考の場であり、「服装の指定が無い」=「カジュアルOK」という意味ではありません。
また「指定無し」と言われてもスーツで来る受験者がほとんどであり、私服で行くと逆に浮いてしまう可能性もあります。
迷ったときは「周囲と足並みを揃える」という視点で考え、リクルートスーツやビジネススーツを着て行くのがおすすめです。



面接では、公務員としてのマナーや常識が備わっているかも評価ポイントになっていることも考慮しましょう!
【アイテム別】公務員試験の服装で確認しておくべきポイント


公務員試験の服装として、最も基本的なのが「リクルートスーツ」です。しかし、リクルートスーツを着用していれば全てOKというわけではありません。
ベルトやカバン、ネクタイ、革靴などそれぞれのアイテムでどんなものが最適かを理解しておくことが大切です。
公務員試験の服装で使用するアイテムには、全員が共通して使うものから男女それぞれが使うものもあります。各アイテムのポイントを理解しておくことで、細かい部分にまで気を遣うことができ、試験官にも好印象を与えやすくなるでしょう。



公務員としてのマナーが備わっている人材だということをアピールしやすくなります!
全員が使うアイテム
公務員試験で全員が使うアイテムとしては、以下のようなものが挙げられます。
- トップス
- ジャケット
- ボトムス
- ベルト
- カバン
これらは、ほとんどの受験者が当たり前に使用しているアイテムです。しかし、柄や色、着用時の注意点を理解していなければ、悪印象を与える恐れもあるため細かい部分まで理解しておきましょう。
トップス
- シャツやブラウスは白無地が基本
- 襟付きのものが一般的
- ボタンがすべて留まるかを確認
公務員試験では、シャツやブラウスの色は白で、柄の無い無地が基本となります。トップスは、受験者の第一印象を選ぶ重要なアイテムなので、慎重に選ぶことが大切です。
また、シャツはしっかりアイロンをかけてシワを防ぎ、黄ばみや汚れがないかを前日までにチェックしておきましょう。加えて、透けすぎる素材やボタンダウンなどカジュアルに見えるデザインは避け、フォーマルさを重視するのがポイントです。



清潔で整ったトップスは「準備ができている人」という安心感を与えます!
ジャケット
- 黒や濃紺などのダークカラーで無地が基本
- 自分の体格に合っているサイズにする
ジャケットは、フォーマルさと信頼感を演出する重要なアイテムです。クールビズ期間以外は、基本的に着用するのが一般的なため、自分に合っているものを一着用意しておくと安心です。



スーツに慣れていない方は、機能性の高いジャケットを選びましょう!
ボトムス
- ジャケットと色や素材を統一する
- 丈は座った時と立ち上がった時で丁度良いものを選ぶ
ボトムスでは、サイズ感に注意しましょう。丈が長すぎるとだらしない印象を与え、短すぎると窮屈な印象を与えてしまいます。
また、公務員試験では試験会場まで歩いたり、長時間座っていたりすることも多いです。そのため、機能性の高いものや履き慣れたものを用意しましょう。



ウエストにも少し余裕があると動きやすくなります!
ベルト
- 黒やダークブラウンなど靴と色を合わせる
- 革の劣化や型崩れがないかを確認
- シンプルでスーツに合った細めのベルトにする
ベルトは目立たないアイテムですが、全体の統一感や清潔感を左右する大切な要素です。靴の色と揃えるのが基本で、デザインはシンプルにしましょう。サイズや劣化のチェックも忘れずに行い、見えない部分まで気を配ることで好印象に繋がります。



基本的には、靴もベルトも黒がおすすめです!
カバン
- 黒や紺など落ち着いた色のビジネスバッグが無難
- A4サイズの大きさが入るものを選ぶ
- 自立するタイプで型崩れしていないもの
- ブランドロゴや派手な装飾がないシンプルなデザインを選ぶ
公務員試験で使うカバンは、見た目の清潔感と実用性の両立が大切です。ビジネスバッグとして適したシンプルなデザインを選び、黒色でA4サイズの書類などが収まるものが最適です。



面接時には、室内で床に置くことも多いため、自立するタイプかどうかも確認しておきましょう!
男性のみが使うアイテム
公務員試験で男性のみが使うアイテムとしては、以下のようなものが挙げられます。
- ネクタイ
- 靴下
- 革靴
男性のスーツでは、ネクタイや靴下などを着用するのが一般的です。「ネクタイや靴下くらいは何でも良いでしょ」と思うかもしれませんが、それぞれにマナーがあります。
普段からスーツを着ていない方などは、初めて知る内容もあると思うので必ず確認しておきましょう。
ネクタイ
- 青・紺など落ち着いた色合いを選ぶ
- ストライプやドットなどのシンプルな柄が無難
- 柄・光沢の強い素材は避ける
- 幅が狭すぎず広すぎないものにする(7~8cm程度が理想)
ネクタイの色や柄は控えめで、誠実さや清潔感を演出できるものを選びましょう。結び目の形や緩み、長さにも注意を払い、身だしなみに対する細やかな意識を見せることが好印象に繋がります。



黒色で無地なネクタイは試験に適していないため注意が必要です!
靴下
- 黒やダークグレーなどスーツと靴に合う色を選ぶ
- 座った時に肌が見えない丈の長さが望ましい
靴下は、筆記・面接試験中に座った時に試験官の目に入る部分です。靴下が目立つ色だったり、長さが足りなかったりすると試験官にマナーがなっていないと判断される恐れがあるため、暗めの色かつ座っても肌が見えない程度の長さのものを選びましょう。



派手な靴下だとカジュアルな印象を与えてしまいます!
革靴
- デザインがフォーマル向きなものを選ぶ
- 基本的には黒色がおすすめ
- 派手な装飾やスエード素材は割ける
基本的に、公務員試験で使用する革靴はシンプルでフォーマルなものがおすすめです。カジュアルなものを選ぶと、TPOを考えられない受験者だと捉えられる恐れがあります。
また、公務員試験におすすめな革靴の種類としては以下の3つに分けられます。
- ストレートチップ:つま先部分に1本線がありフォーマル度が高い
- プレーントゥ:つま先部分にデザインが無く幅広いシーンで使える
- Uチップ:U字型にアッパーを縫い合わせたデザインとなっている
革靴の種類で迷ったら、以上3つのどれかで黒色を選んでおけば間違いありません。



靴の色とベルトの色を合わせることで、スーツ全体の統一感も出ます!
女性のみが使うアイテム
公務員試験で女性のみが使うアイテムとしては、以下のようなものが挙げられます。
- スカート
- ストッキング
- パンプス
以上は女性ならではのアイテムですが、色や素材、長さなどに注意しなければ、不適切な服装だと捉えられる恐れがあります。これから解説する内容に沿ったものが無い場合は、試験当日までに用意しておくことをおすすめします。
スカート
- ジャケットと同じ色や素材が基本
- 丈は膝が隠れる程度から膝上5cmが理想
- 事前に試着して動きやすいようにしておく
スカートでは、丈の長さやシルエットに注意し、動いたときに不自然にならないかも事前にチェックすることが大切です。ジャケットと揃えたセットアップで統一感を出すことで、より好印象に繋がります。



丈は短すぎず長すぎない程度に整えておきましょう!
ストッキング
- 肌になじむベージュ系が基本
- 柄物や黒タイツは基本的に避ける
- 予備のストッキングも用意しておく
ストッキングは、足元の清潔感とフォーマルさを保つための必須アイテムです。自然な肌色で目立たないものを選び、伝線や破れに備えて予備を持っておくと安心です。
また、デニールの数値が低すぎると伝線の原因にもなるため、25デニール程度のものを選ぶのがおすすめです。



公務員試験では、いかに自然な印象を持たせられるかも重要です!
パンプス
- 黒のシンプルなデザインが基本
- ヒールは3〜5cm程度で歩きやすい高さを選ぶ
- 素材は合皮または本革が無難
装飾のない黒のシンプルなものを選び、ヒールは無理のない高さで安定感を重視しましょう。事前に手入れをして清潔感を保ち、歩きやすさや音の大きさにも配慮することで、安心して面接に臨めます。



男性と同様に「ラウンドトゥ」や「スクエアトゥ」などシンプルなデザインを選びましょう!
公務員試験における服装以外の注意点


試験官に好印象を与えるためには、服装以外の部分にも注意を向けることが大切です。公務員試験における服装以外の注意点としては、以下のようなものが挙げられます。
- 髪型に清潔感があるか
- 髭を剃り整えてあるか
- メイクはナチュラルに仕上げているか
- 爪は短く整え派手なネイルを避けているか
服装が完璧でも、以上4つも対策していなければ好印象を与えられません。特に、髪型や髭、メイク、爪などは清潔感にも関わるため、服装と同じくらい意識しておきましょう。



髪型1つで試験官への印象が変わる可能性も高いです!
髪型に清潔感があるか
公務員試験では、服装と同じくらい髪型の印象も重要視されます。試験官は「社会人としての常識があるか」という視点で、受験者の身だしなみを見ています。
奇抜な髪型や整っていない髪型は、面接でどれだけ内容の良い受け答えをしても、マイナス印象に繋がるため注意が必要です。
また、男女で清潔感のある髪型は異なるため、それぞれのポイントを理解しておきましょう。



公務員試験では、おしゃれさよりも公務員に適した髪型ができているかが重要です!
男性の場合
男性は、髪の毛の長さやセットの仕方だけでも大きく印象が異なります。男性の場合は、以下の部分に注意して髪型を整えましょう。
- 耳・襟に髪がかからない短めのスタイルが基本
- 寝ぐせや無造作ヘアはNG
- 前髪は目にかからず、おでこが見えるようにする
- 髪色は黒または自然な暗髪にする
要約すると、短髪から長すぎない程度の髪型で、センター分けのようにおでこが見える髪型が理想です。また、ワックスやジェルを付けすぎると高圧的に見えることもあるため、適度な量でセットすることをおすすめします。
女性の場合
女性は、髪色や髪がまとまっているかによって試験官の印象が異なります。女性の場合は、以下の部分に注意して髪型を整えましょう。
- 髪が顔にかからないようにまとめるか耳にかける
- 長髪の場合は一つ結び・ハーフアップなどでスッキリ見せる
- お辞儀の際に髪が前に垂れないようにセットする
- 派手なカラーや巻き髪スタイルは避ける
女性は、髪の毛を無理に短くする必要はありません。しかし、顔にかからないように整えたり、一つにまとめたりして工夫することが大切です。
髭を剃り整えてあるか
公務員試験では、髭の有無や整え方も清潔感や社会人としての常識を判断する材料の一つになります。基本的には「無精ひげ=身だしなみに無頓着」と受け取られやすく、評価に悪影響を与える可能性があります。
髭を生やすことが個性やスタイルの一部だと考えている人もいますが、公務員という公的な職業を志望する場では、TPOに合わせて剃るのが無難です。どうしても残したい場合は、輪郭を整え、毎日しっかり手入れを行っていることが伝わる状態にしておきましょう。



特に理由がない場合は、剃ることをおすすめします!
メイクはナチュラルに仕上げているか
公務員試験の面接では、メイクも身だしなみの一環として評価されます。面接では、濃いメイクよりも、ナチュラルメイクがおすすめです。濃すぎるアイメイクや派手なカラーリップ、過剰なラメは避けましょう。
また、メイクが崩れていると逆効果になるため、試験前に鏡で最終確認をしてから試験に臨むのがおすすめです。



メイクの仕方によって明るさや誠実さをアピールできます!
爪は短く整え派手なネイルを避けているか
公務員試験の面接では、爪は短く整え派手なネイルを避けているかも評価ポイントの一つです。男女問わず、爪は短く清潔に整えるのが基本です。
女性でネイルしようと考えている方は、ラメ入りや派手なカラー、アートネイルなどは避け、クリアやベージュ系の控えめなカラーにとどめるのが無難です。
また、男女問わず割れや欠けがある場合は事前に整え、面接当日までに清潔感を保てるよう手入れしておきましょう。



爪が整えられていると、細かい部分まで気を遣える人だとアピールできます!
公務員試験の筆記・面接試験当日に確認すべきこと


公務員試験の筆記・面接試験当日には、自分自身の最終確認が必要です。公務員試験に適した服装を準備していても、服装自体に清潔感がなければ、悪印象を与える恐れもあります。
公務員試験の筆記・面接試験当日には、最低でも以下の3つを確認しておきましょう。
- スーツにシワや汚れが無いか
- 靴が綺麗に磨けているか
- 人前に出られる身だしなみになっているか
試験当日には以上のポイントを確認し、服装や身だしなみに自信を持てれば、試験にも集中して臨みやすくなるでしょう。



スーツの汚れや靴の汚れは面接で見られやすいポイントのため、前日から確認しておくのもおすすめです!
スーツにシワや汚れが無いか
公務員試験の筆記・面接試験当日には、スーツにシワや汚れが無いかを確認しておきましょう。スーツは面接における第一印象を大きく左右する要素です。いくら中身がしっかりしていても、シワだらけのスーツや汚れの目立つ服装では、マイナスの印象を与える恐れがあります。
可能ならば、試験の数日前までにクリーニングに出しておきましょう。クリーニングに出せなかった場合は、自分でアイロンをかけたり、ホコリやフケがついていないかを確認したりするのをおすすめします。
また、ジャケットの肩やズボンの膝など、意外と見落としやすい部分も丁寧に確認しておくと安心です。



試験会場に行くまでにシワや汚れが付かないように注意しましょう!
靴が綺麗に磨けているか
公務員試験の筆記・面接試験当日には、靴が綺麗に磨けているかも確認しておきましょう。どんなにスーツが整っていても、靴が汚れていたり傷んでいたりすると、全体の清潔感が損なわれてしまいます。
特に面接では「細かい部分まで気を配れる人かどうか」が見られているため、靴の状態一つで評価が変わることもあります。
試験前には靴をしっかり磨き、ホコリや泥汚れを落としておきましょう。かかとのすり減りやひび割れなどが目立つ場合は、事前に修理や買い替えも検討するのがおすすめです。



ウェットティッシュなどを持っていけば、試験会場に向かう途中に汚れても綺麗な状態で試験に臨めます!
人前に出られる身だしなみになっているか
公務員試験の筆記・面接試験当日には、人前に出られる身だしなみになっているかを確認しておきましょう。服装も重要ですが、他の部分でも評価のポイントです。
例えば、髪型が乱れていないかやヒゲの剃り残しはないか、爪が伸びすぎていないかなど、細かい部分にも注意することが大切です。女性であれば、メイクはナチュラルに、アクセサリーは控えめにするのが基本です。
試験当日に鏡の前で全身をチェックし「このまま人前に出ても恥ずかしくないか?」という視点で確認することで、清潔感や誠実さといった好印象に繋がります。



当日の朝にしか確認できない部分もあるため、他の部分は前日までに確認しておくことが大切です!
公務員試験の服装に関するよくある質問
公務員試験の服装に関するよくある質問を以下にまとめたので、気になる方は参考にしてください。
まとめ
公務員試験の服装は、筆記・面接試験のどちらなのかや受験者の属性によっても異なります。最適な服装で試験に臨むことで、余計な心配をせず試験に集中できるでしょう。
今回の記事で紹介した、公務員試験の服装について覚えておくべきポイントをまとめました。
- 一次(筆記)試験は私服でも問題ないが、オフィスカジュアルを意識し、派手な服装は避ける
- 二次(面接)試験は「リクルートスーツ」か「ビジネススーツ」がおすすめ
- 高校生の場合、学生服が「正装」となる
- 服装指定が無い場合はスーツ着用が基本
- 服装以外の髪型やメイク、髭なども試験に適した範囲で整える
公務員試験に適した服装ができれば、あとは試験対策次第です。特に、面接試験に合格するためには服装に加え、表情やテンポ、回答内容などが非常に重要となります。
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