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公務員試験の面接対策はいつから始める?おすすめの対策法や受かる人の特徴を解説

「公務員試験に合格するためには面接が重要」と聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?

公務員試験では筆記試験合格後、2次試験で面接試験が行われます。筆記試験には正解があり、勉強時間が確保できていれば合格ラインを超えることが可能です。

しかし、面接試験では毎年面接官が変わったり、人によって異なる質問を受けたりします。また、筆記試験の対策ばかりで面接試験対策をする時間が無いという方も多いです。

そこで本記事では、公務員試験の面接対策はいつから始めるべきなのかやおすすめの対策法、受かる人の特徴まで詳しく紹介します。

この記事を参考にすることで、適切なタイミングで効果的な面接試験対策ができるでしょう。

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目次

公務員の面接試験の配点

公務員試験の面接対策をいつから始めれば良いのかを理解する前に、面接試験はどの程度重要なのかを理解しておくことが大切です。重要度を理解するためには、面接試験の配点について理解しましょう。

国家公務員試験(一般職)の場合、どの採用区分でも全体の約1/3が面接試験の配点として振り分けられています。

参考:国家公務員採用一般職試験(高卒者試験) 国家公務員採用一般職試験(社会人試験(係員級)

「たった1/3?」と思うかもしれませんが、2次試験では面接試験と身体検査などしか行われないため、2次試験のみの結果は面接試験でしか判断されません。

1次試験で圧倒的な差を付けられている場合は問題ないですが、平均点程度の場合面接試験で高得点を取れなければ不合格になる可能性が高いです。以上のことからも、面接試験は非常に重要だと言えるでしょう。

公務員試験の面接対策はいつから始めるのがおすすめ?

公務員試験の面接対策は、最低でも1ヵ月前から始めましょう。余裕のある方は3ヵ月〜半年前から少しずつ準備しておくと、より細かい部分まで対策できます。

公務員試験では、1次試験が終了してから1〜2ヵ月以内に2次試験が行われることが多いです。人によっては、筆記試験終了後から面接対策を始めると十分な対策をできない恐れもあります。

個人的には、筆記試験の勉強と並行して面接試験の3〜4ヶ月前に面接対策を始めるのがおすすめです。

志望動機や自己PR、学生時代のエピソードなどは一朝一夕ではまとめられません。早めに準備を始めることで自分の考えを整理し、説得力のある回答を考えやすくなります。

職種別で必要な対策期間は異なる

面接対策開始の時期を決める際には、職種別にどの程度の対策時間が必要なのかを理解しておくことが大切です。

国家一般職や国家総合職、公安系職員などで1次試験から最終合格までに必要な勉強時間は、以下の通りです。

  • 地方公務員&国家一般(専門)職:800~1200時間程度
  • 国家総合職:1200~1500時間程度
  • 公安系職員(警察・消防):800~1200時間程度

専門試験が出題される職種では、勉強の対策時間も多く必要になるのが特徴です。平均でこれだけの対策時間が必要とされているため、人によってはさらに多くの時間を費やさなければいけません。

毎日どれだけ試験対策に時間を割けるかを考えた上で、面接対策をいつから始めるべきなのかを検討しましょう。

面接試験までの期間で対策すべき内容も異なる

公務員試験の面接対策は「いつから始めるか」だけでなく、面接本番までの期間によって何を重点的に取り組むべきかも異なります。なぜなら、期間ごとに分けて段階的に対策することで、効率的な面接対策ができるからです。

例えば、面接まで3ヶ月以上ある場合は「自己分析」や「志望動機の深掘り」など、土台作りに時間をかけるのが効果的です。面接まで1〜2ヶ月しかない場合は、模擬面接や想定質問への回答練習など、実践的な対策に力を入れるのがおすすめです。

以上のことから、公務員試験の面接対策では開始時期と残り期間に応じて、やるべき内容を柔軟に切り替えることがカギになると言えます。

【期間別】公務員試験のおすすめ対策法

公務員試験で効率的な面接対策をするためには、面接試験までの期間別におすすめの対策法を理解しておくことが大切です。具体的には、以下の期間別で理解しておくことをおすすめします。

  • 半年前
  • 3ヶ月前
  • 1ヶ月前
  • 1週間前

面接試験まで余裕がある時は基礎的な部分を徹底的に対策し、直前になったら実践的な内容を対策しましょう。続いては、期間別にどんな内容がおすすめなのかを具体的に解説します。

半年前

面接試験から半年前の段階では、自己分析と情報収集をメインにするのがおすすめです。自己分析と情報収集は、面接試験での「軸」となることも多いため、念入りに行いましょう。

まず自己分析に関してですが、以下のような内容をブラッシュアップし、言語化できるようにしておくことが大切です。

  • 公務員を目指す理由
  • 今までに頑張ったこと・乗り越えた困難
  • 自分の長所・短所を公務員の仕事でどう活かせるか
  • 周囲からの評価

以上の内容は、公務員の面接試験でほぼ必ず聞かれる内容です。ここが明確になっていれば、回答に矛盾が起こりづらく、発言に説得力を持たせやすくなります。

自己分析ができたら、志望先の情報収集を行いましょう。情報収集をする際には、以下のような方法がおすすめです。

  • 自治体や官庁のHPをチェックして業務内容を調べる
  • 採用パンフレットや説明会資料を読む
  • 現職者の声などを参考にする
  • その地域が抱える課題や取り組みを把握する

志望先についても深く理解することで、志望動機と絡めやすくなります。入社後に具体的にどんな業務に携わりたいかも明確になるため、活躍できる人材だと感じてもらいやすくなるでしょう。

3ヶ月前

面接試験から3ヵ月前の段階では、回答の作成とアウトプット練習を始めるのがおすすめです。自己分析と情報収集でまとめた内容を、簡潔にわかりやすく話せる形にすることで、面接官にも伝わりやすくなります。

いきなり話す形にするのではなく、原稿にまとめるのがおすすめです。原稿にまとめたら何人かにチェックしてもらい、わかりづらい部分が無いかを確認しましょう。

また、実際の面接試験で聞かれやすい質問も20〜30個程度書き出しておくことで、本番で焦ることも無くなります。

原稿が完成したら、実際にアウトプット練習を始めましょう。面接試験では原稿を見ながら話すことはできないため、思い出しながら繰り返しアウトプットすることが大切です。

1ヶ月前

面接試験から1ヵ月前の段階では、模擬面接を通してさらに精度を磨くことが大切です。面接試験では話す内容が同じでも、話し方や表情、話す順序などで印象は大きく変わります。

ここからは「内容」よりも「伝え方」に重点を置いた対策が求められます。

そこでおすすめなのが、模擬面接です。模擬面接とは、本番の面接試験を想定した練習のことです。多くの予備校や公務員講座で模擬面接を行っているため、積極的に参加しましょう。

また、一緒に試験合格を目指す仲間がいれば、仲間同士で模擬面接を行うのも効果的です。面接試験では、どんなタイプの面接官が来るかもわからないため、タイプの違う方を面接官にして対策することで、より効果的に対策を進められるでしょう。

面接試験から1か月前という時期は「もう間に合わない」のではなく「ここからが勝負」のタイミングです。最後まで丁寧に詰めていくことが、合格に直結する重要なステップとなります。

1週間前

面接試験から1週間前の段階では、新しいことに手を出すよりも、これまで準備してきた内容を「安定して話せる状態」に整えることが最優先です。この時期に焦って原稿を修正したり、新しい回答を考えたりするのは逆効果になるため、あくまで「最終調整」に集中しましょう。

志望動機や自己PR、頻出質問への回答などの内容を一通り見直した上で、模擬面接を何度か行いましょう。また、より本番に近づけるために、当日の開始時刻に合わせたり服装や髪型も本番同様に整えておいたりするのがおすすめです。

面接試験から1週間前は最終調整だと考え、身体だけでなく精神面も安定させるように努めることが大切です。

【内容別】おすすめの公務員試験面接対策

公務員試験の面接には、受験先によってさまざまな形式が存在します。中でも代表的なのが、以下の3つです。

  • 個人面接
  • 集団面接
  • 集団討論

面接の形式によって、求められるスキルや対策のポイントが異なります。そのため、形式ごとに特徴を理解し、的確な準備を進めることが大切です。

ここでは、それぞれの面接形式で見られているポイントやおすすめの対策方法を紹介します。

個人面接

個人面接は、公務員試験の面接形式として最も一般的なスタイルで、受験者1人に対して複数の面接官が対応する「1対複数」の形式が多く採用されています。

所要時間は15〜20分程度で、主に人物評価を目的として行われます。

【見られているポイント】
志望動機や公務員としての適性、人柄、価値観、一貫性のある考え方、コミュニケーション力など

面接官は、受験者の話し方・表情・視線なども含めて「一緒に働きたい人物か」「住民と接するにふさわしいか」といった観点から総合的に判断します。

また、個人面接でおすすめの対策法は、模擬面接を受けて少しずつ改善していくことです。模擬面接の様子を録画や録音し、繰り返し確認することで自分の癖や悪い部分も客観的に見直せるでしょう。

集団面接

集団面接は、複数の受験者(一般的に3〜8人)が同時に面接を受ける形式です。個人面接と比べて1人あたりの回答時間は短くなりますが、他の受験者と比較される中で自分の魅力を伝える必要があるため、的確かつ簡潔な表現力とバランス感覚が求められる試験となります。

【見られているポイント】
簡潔で要点を押さえた受け答えができているか、他の受験者の発言を聞く姿勢・態度、周囲と比較したときの印象など

集団面接では、自分の発言だけでなく他人が発言している時の態度や姿勢も評価対象となるため、気を抜かないことが大切です。

また、集団面接でおすすめの対策法として、様々な質問に対して簡潔に答える(1分以内が理想)練習が挙げられます。本番では、複数の受験者が回答することになるため、1人あたりに多くの時間は割けません。

印象を残そうと必死になり、与えられた以上の時間を話してしまうと「協調性の無い人」ととらえられる恐れもあるため注意しましょう。

集団討論

集団討論は、受験者同士で与えられたテーマについて話し合い、制限時間内に結論や意見をまとめる形式の試験です。多くの場合、5〜10人ほどのグループで討論を行い、面接官がその様子を観察します。

自治体によっては「グループディスカッション」や「グループワーク」と呼ばれることもあります。

【見られているポイント】
相手の意見を尊重しながら自分の意見を述べる姿勢、議論の流れを整理・調整する力、感情的にならずに冷静に話し合いを進める力など

集団討論では、司会進行やまとめ役に立候補することも評価の対象になりますが、無理にリーダーシップを取るよりも「協調的な姿勢」で場に貢献できるかが重視されます。

集団討論で上手く立ち回れるかどうかは、経験しかありません。周りの状況と自分が求められていることを理解し、冷静に話し合いを進められるようになるまで繰り返して練習するのがおすすめです。

公務員の面接試験に受かる人の特徴

公務員試験の面接試験に受かる人にはいくつかの特徴があります。面接対策する前に、面接試験に受かる人の特徴を理解しておくことで、効率的な対策を進められるでしょう。

公務員試験の面接試験に受かる人の特徴としては、以下の3つが挙げられます。

  • 回答に矛盾が無く入社後の目標が明確
  • エピソードを織り交ぜ自分の言葉で伝えている
  • 最低限の身だしなみができている

面接対策の際には、以上の部分を意識して対策することが大切です。練習でできていないことは本番でもできないように、模擬面接から本番想定で準備しておきましょう。

回答に矛盾が無く入社後の目標が明確

公務員の面接試験に受かる人の1つ目の特徴は、回答に矛盾が無く入社後の目標が明確であることです。面接では、志望動機・自己PR・学生時代の経験など、様々な角度から質問がされます。

その中で、どの回答にも共通した価値観や考え方が一貫している人は「信頼できる人物」として評価されやすくなります。反対に、発言の中に矛盾や曖昧な表現が多いと「評価を上げるために嘘を付いている」と受け取られる恐れがあるため注意が必要です。

さらに「入庁後にどのように貢献したいか」や「具体的にどんな業務に携わりたいか」のように入社後の目標を伝えることで、面接官があなたの入社後の姿をイメージしやすくなります。

これらの一貫性と具体性が、他の受験者との差を大きく広げるポイントになることを理解しておきましょう。

エピソードを織り交ぜ自分の言葉で伝えている

公務員の面接試験に受かる人の2つ目の特徴は、エピソードを織り交ぜ自分の言葉で伝えているということです。単なる抽象的なアピールやよくある模範解答では面接官の心に響きにくく、他の受験者と差別化できません。

例えば、協調性をテーマにした場合、エピソードの有無で以下のような違いが生まれます。

【エピソードなし】

私には「協調性」があると思います。人と協力して物事を進めるのが得意で、どんな環境でも周囲と上手く仕事を進められると思います。

【エピソードあり】

私には、協調性を活かして周囲と円滑に物事を進める力があります。なぜなら、相手の立場や意見を尊重し、全体がまとまるように行動することを常に意識しているからです。大学時代にサークル活動で新入生歓迎イベントの運営を任された際、準備中にメンバーの間で意見が対立する場面がありました。その際、それぞれの意見を丁寧に聞き取り、双方が納得できる形で企画内容を調整し、結果として全員が満足する形でイベントを成功させることができました。この経験を通して、協調性とは単に仲良くすることではなく、異なる意見を調整しながら目標に向かって協力する姿勢だと実感しました。

また、マニュアル的な言い回しではなく自分なりの言葉や表現で語ることで、人柄や価値観が自然と伝わります。

面接官は「完璧な話し方」を求めているのではなく「実際に仕事で一緒に働けるか」「信頼できるか」という視点で受験者を見ています。だからこそ、実体験に基づいたエピソードをもとに、自分の言葉で語ることが重要です。

最低限の身だしなみができている

公務員の面接試験に受かる人の3つ目の特徴は、最低限の身だしなみができていることです。公務員は、住民や地域と接する立場であり、第一印象からも信頼を得なけれいけません。そのため、清潔感や礼儀正しさは公務員として働く上で欠かせない資質として見られます。

具体的には、スーツやシャツにシワがないか、髪型やひげは整っているか、靴が汚れていないかなど、細かい部分まで気を配る必要があります。

また、女性の場合は派手すぎるメイクやネイル、香りの強い香水などは避け、落ち着いた印象を与える身だしなみを意識することが大切です。

最低限の身だしなみができていれば、第一印象良く面接試験を始めることができます。身だしなみのできていない受験者と比較するとそれだけで一歩リードできるため、正しい身だしなみについて必ず理解しておきましょう。

公務員試験の面接試験に関するよくある質問

公務員試験の面接試験に関するよくある質問をまとめました。

公務員試験の面接対策でおすすめのスケジュール感が知りたい

スケジュール感としては、面接試験の3〜6か月前から面接対策を始めるのがおすすめです。自己分析や志望動機の整理は時間がかかるため、早めの準備が合格に繋がります。

大まかなスケジュールは以下の通りです。

  • 3〜6か月前:自己分析・志望先の調査
  • 2〜3か月前:よくある質問への回答準備
  • 1か月前:模擬面接や話し方の練習
  • 1週間前〜直前:最終確認と身だしなみのチェック

早めに取りかかるほど、内容に一貫性が出て自信を持って話せるようになります。少しずつでも良いので、筆記対策と並行して少しずつ進めていきましょう。

面接対策を始める時期が遅いと落ちる?

面接対策を始める時期が遅いからと言って、不合格になるわけではありません。ただ、早い時期から始めていた方が「軸」がしっかりとするため、発言にも説得力を持たせやすくなるのも事実です。

筆記試験終了後の対策でも間に合う?

筆記試験終了後、面接対策を開始しても間に合います。筆記試験から面接試験までは、1〜2か月程度あり、急ぎ足にはなりますが適切に対策できれば十分合格を狙えるでしょう。

まとめ

公務員試験の面接対策では、適切な順序と期間を理解して対策できるかどうかが合否に直結します。

面接試験対策について悩んでいる方は、自分が今後どのようなスケジュールで面接対策を進めるべきかを考えてみましょう。

また、より効率的な対策をするために、公務員講座や有益な情報を得ることも大切です。本番で自分の魅力を伝えるためにも、使えるものは全て使う意識で取り組みましょう。

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